「地球人失格」
天動説な人生でした。
いつも世界の中心は私ではなく、
他の誰かを中心に、私は懸命に周りました。
地動説を信じた人々は、
身勝手でいいなと思います。
自分を中心に、世界の方が周ってくれるなんて。
私も信じてみたかった。
けれど、世界の美しさが、
それを否定しました。
それでもこの星は回っているのだから、と。
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