私は雨を肯定する、そして下を向く私も肯定する

雨について肯定している作品。
『雨ときどき晴れ』のような不思議な気持ち。

私には雨にはネガティブなイメージがありました。
ですが、この小説を読んで固定概念を壊れました。ポジティブなイメージへと。

雨が降ったら、水たまりが必ず起きます。
その水たまりで映る景色を楽しんでいるのを見て、『雨の日でも明るく過ごしていいんだ』と心の奥底からジーンとします。

この作品は雨を肯定しているのと同時に、落ち込んでいる自分にも肯定しているように、感じ取れました。
水たまりの映る景色を見て、沈んだ心を楽しませる…そのように、とらえられます。

いま落ち込んでいる人におすすめです。
きっと、この作品を読めば、『雨の日』が『晴れの日』を過ごすかのようになります。

雨も『見上げれば、空一面』の素敵な天気です。

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