『安全領域』でお助けマンになろう!

リョウ

第1話 異世界!危ない!




ふと気がつくと、俺は異世界にいた。



神様はいなかった




ちなみに死んでもいない





というか寝てたはずだ







それでも異世界にいた








服は、、、、、、、、パジャマだった





やっぱり寝てたはずだ





、、、、、、、、、、、何で、、、、




こんなことは言いたくないが言わせてもらう




説明が欲しい





何故異世界にいるんだ




教えて欲しい





困る




困っちゃう





、、、、、、、、森だしな




鬱蒼とした森




転生先森かぁ、、、、




分かるような分からないような




困るなぁ










そんなことを考えながら

ブラブラすること一時間



モンスターに出会った




………森で熊かぁ、、、、、、、




随分現実的だなぁ、、、、




、、、、、逃げよ!!


ガサガサガサ…………




やべっ



、、、、、、グルルルル、、、、

ウゥゥゥゥヴヴゥヴヴ、、、、、、!






「バレテルーーー!終わったー!!!」


ガザガサガサ、、、、、




「死ぬっ、、死ぬ!  ふっ、、ふっ、、

、、、、ふぅ、、、、ふっ、、、、、」



ガサガサガサ、、、、





「ふっ、、、、ふっ、、、、、、、、、

ヒュッ、、、ヒュッ、、、、、ふぅ、ふぅ、」



ガサガサ、、、、、、、




「くそっ、、、、、、ゴホッ、、、ゲホッ

、、、、ヴェェ、、、、、、ん゛ん゛。。」





ガサガサ、、、、、







………………ドサッ、、、、


「ヒュー、、、、ヒュー、、、、、

ふぅ、、、、、、、ふぅ、、、、、、」




、、、、、、ぐるるる、、、、、

、、、、、ゔゔぅぅ、、、




ガサガサガサ、、ドドドッ、、、!



「はぁはぁ、、、、、、はぁはぁ、、」



ドスッドスッドスッ、、、、!



「ハッ、、ハッ、、ハッ、、、

ふうっ、ふうっ、、、ふうっ、、、」




ドスッドスッ…………


ドガァンッ!  キィィィィィン、、、、




…………この時熊は、俺の目の前で

何かに衝突して、、、、倒れた、、、、



凄まじい音がした




熊がものすごいスピードで走ってきて、

死んだと思った。




でも、俺は生きてた




熊は倒れたまま動かない




俺は熊の様子を見に行こうとした



熊に近づこうとした



熊に近づけない





…………いや、、熊が動いてる、、、?



……一歩近づくごとに押しているようだった




ここでやっと気づいた



俺の周りにバリアがあるのだ、と。




これが俺を熊から守ってくれたらしい






ふむ、、、、、




おやおやおや、、、、、、、、、


これは、、、、、無敵か、、、、、?






おやおやおや、、、、、


熊すら弾けるのなら

大抵のパワータイプは弾けるのでは




……………後は、、、魔法、、、とか?




でも魔法とかあるのか?




俺知らんぞ




何せさっき来たもんでな






………何にせよとりあえず安全だろ




魔法が熊の突進より強いとは

あんまり思えないし  な!






となると、探索し放題だな



だって安全だもの



熊より強い奴ってそうそういませんからね







……………熊とかすごい素材に

なりそうじゃないか?



すごい鎧になりそうじゃないか?




………………とどめだけ刺しとこうかな



解体とか出来ないけど





   ズリズリ、、、ズリズリ、、、




………近づけないんですけど






、、気絶してるうちに倒したいんですけど!



バリアさん!




倒したいんですけど!



素材とかないと収入が!



俺はもう冒険者として

生きていくつもりだったのに!



収入が!




目の前の肉が!毛皮が!骨が!



うぉぉぉぉぉぉぉ!!


ズリズリ、、、ズリズリ、、、



「くっそー、、、、、くそ、、、」 ダッ!



ズリ、、、


フェイントかけてもダメか、、、


常時貼られてるのか、、、、



それは、、、まぁ、、ありがたいか、、、


うん、、、ありがたいか、、、、





文句も言えん、、、、、、うん、、







とりあえず街に行きたい



文明が欲しい



社会が欲しい!



つまり食事を!風呂を!




道とか、、、分からないけど、、、、





…………バリアあるし、、、、




、、、、バリアあるし、、、、、



身の安全は、保障されるから、、、、、、






………………………………………………




そりゃさ、分かってたよ



迷うってことぐらい





……………今日野宿かぁ、、、、






何か洞窟とかない、、、、?



せめて拠点っぽいところ求む





ガサガサ、、、、



「ぅぅ、、、、、うぅー、、、、疲れた、」



………そうして、また森の中を彷徨った


一応太陽はまだ出ていた


気候は涼しかった


それだけが救いだった



、、、、、、、、、、、、、、






日も落ち始めた頃、、、


男は何とか穴倉を見つけていた、、、、、


「………………疲れた、、、お腹すいた

、、、、、、疲れた、、、、、疲れた、!」



寝るにしても固すぎる地面、、、、


ジメジメとした空気、、、



そんな中、容易に眠りに落ちた



限界だった


死にかけ、テンションを上げて歩き回り、

空腹で、疲れもでて、


もう環境はどうでもよかった



汗もかいたが、

良いパジャマなので大丈夫だった



そんな一日だった









……………くるるる、、、、ぐるる、、、




目を覚ましたら狼に囲まれていた




俺を囲むように寝ていた




もう俺は慌てていない


何故ならバリアがあるから




それに寝ている間に襲われていない



それはつまりバリアが守ってくれたってこと



有難う、バリアさん!




、、、、ってなわけで、さよならーー



狼を跨いで洞窟を大急ぎで出て行った



めちゃくちゃビビっていた


すぐにでも離れたかった



だって牙が見えてたし



そんなことを考えていた。


そんな男だった。






、、、、、、、、、、、、、、、、、




…………ガチャガチャ、、、、、、


ガサガサ、、、、、、



  

今日も今日とて彷徨う男の耳に

何か人間の音が聞こえた気がした



話し声も聞こえた気がした



木が揺れる音以外の音を聞いた





駆け出した

人がいることが分かったから



この世界は森だけじゃない事が分かったから



ガサガサガサ、、、、



ガヤガヤ、、、



………………熊の時を思い出していた




考えもせず突っ込んだら

熊に出会ってしまったときのことを




反省ができる男だった




………ゆっくり近づいた




人間を諦められなかった




、、、、、、、、、、、、





……………明らかに盗賊じゃね



あー、、山賊か?



もしくは犯罪者?




、、、、、、だって風貌がなぁ、、、、





勘弁してよー、、、、、






第一異世界人は賊かよー、、、、、、




………いや、風貌がなぁ、、、、、





賊だよなぁ、、、、、、




街への行き方とか教えてくれんのかなぁ






、、、、、、、じーっ、、、、




…………顔怖ぇーーー






やっぱヤクザとかって顔で分かるんだよ




こっちでも一緒なの多分




怖すぎるもん





そもそもこんな森の中洞窟に住んでて

厳つい門番2人もたててる集団が賊じゃなかったら何なんだよマジで




悪態が止まらない

1日ではあるものの疲れのせいで

ストレスが溜まっていた

そんな男ではあるものの

初めて出会った人間を、諦めてもいない男





男は非常に迷っていた







、、、、、、、、、、、、、、、







………もういいや


バリア信じるわ



話しかけよ


会話できるなら何とかなるよ






………男は考えるのを諦めていた





というか待つのにも体力を使う




割としんどかった




もう限界だった





ガサガサガサ、、、、、、






「こんちはー」



「「…………………………」」




「ちょっと迷ったんですけど、

街への行き方ってわかりますか?」



「「………………………」」



「ねぇねぇ、、、

街への行き方とかわかりますか?


ちなみに案内してくれても良いよ、

ねぇねぇ」






「「……………………………」」




「……………ここ他に人いないの?ねぇ?」



「「…………!、、、、、、、」」



ガキンッ  キィィィン、、、、



うわー、、、バリアなかったら怖ー、、、



あっても怖〜、、、、




「街までの行き方さえ教えてくれたらさ、

そっち行くからさ、教えて?ね?」




ガキンッガキンッガッガッガッガツガッ、、



…………うるさいなぁ、、、、



「ねぇねぇ、、案内してよー」




「貴様、、、何者だ、、、」



「だから、迷子だって、、、、!

街への行き方を教えてください!」




「ふぅふぅ、、、、、はぁ、、、、」




「、、、、そろそろ良い?」




「………街はあっちだ、

とにかくそちらへ進め、街が見えるはずだ」

「壁に囲まれているから分かるはずだ」



「……!ありがとう!助かったよ、、」





何とか街への道を聞くことができた男は

ウキウキしながら指し示された方へ

歩いていくのだった




、、、、、、、、、、、、、、、





「「………………………………」」





「、、、、報告しておくか、、、、?」




「必要ないだろう、、、、

本当にただの迷子のようだった」




「、、、だが、アジトの場所が知られたが」




「、、、、それならそれで良いじゃないか」




「……………それもそうか、、、、、」











男はまっすぐに進んでいた。





森を真っ直ぐに突き進んだ



川を越え、山を登り、崖を越え、山を下り、

洞窟を抜け、、、、、遂に


森を抜けた




ありとあらゆるモンスターを

バリアで弾き飛ばしてきた



それでも男は肉を、素材を回収できなかった




魔法も弾いた




多分毒も弾いた



それでもお腹がすいた




体がベタベタする



割と心がやられていた




男は割と萎えていた






何故なら森を抜けたら草原が見えたから




街は見えなかった








空気はおいしかった



腹は膨れなかった




………………………………………




、、、、、、もう日は落ちている






周りには何もない



何せ草原なので





、、、、、もう歩こうかな




夜通し歩けば行ける気がする



どうせバリアあるし



狼から守ってくれた実績あり!






、、、、、、、、、、、、、、



カサカサカサカサ、、、、




アオーーーーーーン、、、、、、




バサッ   バサッ    バサッ   






ガキンッ      ガンッ





アオーーーーン、、、







………………ふぅ、、、、、




こうなってくると素材とか

回収しなくてよかったな



調子乗って毛皮とか持ってたら

汗ダラダラだったな







、、、、男はもう方向を忘れていた




何となく真っ直ぐ進んでいた





バリアがあるから安全だったが


そろそろ空腹が限界だった





バリアがあるから安全だったが


そろそろ眠気が限界だった




ただ草原で寝るのはどうにも

ソワソワしてダメだった




飯も獲れなかった




………別に解体もできないので

実は肉は食べ用がないのだが




とにかく肉が食べたかった







…………金もないのだが




、、、、、、、、、、、、、、、





日も登り始めたころ、、、、、、



やっっっっっと、城壁が見えた



もう走り出す元気はなかった




男はまぁまぁ心がやられていた




夜通しカンカンカンカン

バリアを攻撃されていた



夜通し歩いていた






ご飯も二日食べていない



ついでに水も飲んでいない、、、、?



おや?、、割と限界なのか?






、、、、、、、、、、、、



………………ふらふらふら、、、、、




遂に男は街にたどり着いた!





門番はいなかった




…………城壁まで建てておいて?


否!この街は魔法の結界で覆われている



怖ーーい奴らはそもそも入れないのだ





てことで門番はいない



いるべきところに人員は割かれている




不思議なものだ





…………やっと着いた、、、、




割としんどい



結っっ構クラクラきてる




水、、、、、水と食べ物、、、、、






まだ早朝、人によれば夜中である



店なんぞ空いていない




ちなみに金もない




、、、、、、、、せめて水、、、、




  ………ピクッ

           ピクッ、、、




声が、、、、、聞こえる、、、





こんな時間に空いている場所もある、、、



「    ガハハ!   飲め飲め!  

     ガシャン    バンバン! 」



ガヤガヤ、、、、、



飲み屋である



もとい、冒険者たちの憩いの場である




何とか、、、何とか宴会をやっている

店へたどり着いたのだ、、、、、、、、、




ここなら人がいる、、、、



明るい、、、うるさい、、、サイコー!!




カランカラン



すすすす、、、、




ガヤガヤガヤガヤ   ガシャンガシャン



……………ジュースもある!


、、、ごくごくごくごくごくごく

、、、、、、ゴキュン、、、ゴクンッ、、


「ぷはーーーっ、、、、!」




ガヤガヤガヤガヤ



よしよし、、、気にもされてないな





助かる



何か上裸もいるし


パジャマくらいじゃ没個性!




ゴキュゴキュゴキュゴキュ、、、、、



「うまぁ、、、、、、、、、」





「うまいぃぃ、、、、、、」



ごくごくごくごく、、、、、、、、





、、、飯も食べちゃお!



散乱してるし



食べても怒られんでしょ





パクッ  パクッ   パクッ  





ヒョイ  パクッ



もぐもぐもぐもぐ、、、、、、




「うまい、、、、、、、、、たまらん、、」



パクパクパクパクパクパク、、、、



もぐもぐもぐもぐ、、、、、、、






、、、、、、、、、、、、、、、、




散々盗み食いをした後

店の端っこでボーッとしていた



何故なら疲れたから




もう騒ぐ奴らも減っていた




酔い潰れた奴らが床に散乱していた




ので、静かに座っていた




何せ眠かった





ついでにここで寝ていこうとしていた




人もいるし。






…………………もう寝よう




明日怒られたら謝ろう


どうせバリアあるし




怒られなかったら明日から頑張ろう

バリアあるし







床だけど、、、、、洞窟より数倍寝やすい




有難う、、、酔いどれジジイ達、、、、



飲み物と食事と寝床をありがとう、、、、、









































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