Don't Let Me大きな玉ねぎ
@hanzou1959
第1話
(序)
私は、取引先の「〇〇スーパー」の惣菜売り場で、その
親戚・・・、
友人関係・・・、
「どこかで・・・。」
昔の恋人・・・、
子供の学校時代のPTA・・・。
「う〜ん」思い出せない・・・。
その時、彼女の胸のプレートの名前に「ピンポン」と頭の中で鳴るのを聴いた。
「〇〇さん、ですよね。」
私の声に、驚いた様に彼女はこちらを視た。
「昔、長野に住んでた、〇〇さん、ですよね。」
彼女は、キツネにでもつままれた様な(私の体型は狸であるが)顔をしていた。
「私、〇〇です。昔々・・・。」と言ったとき、彼女の顔から曇りが取れた。
彼女は約五十年前から、私の家の客間に掛けてある「アンディ・ウォホール」のシルクスクリーンの裏に隠してある、定期入れの中の写真の
(中)
其日の休日は、隆の部屋で
「
「うん、そうだよ。」
ゴールドのレスポール
「お前ら、そんなんじゃあなく「ミュージック・ライフ」でも読めよ」と
この頃の、各誌は「〇〇トリオ」とか「新〇〇家」そして「〇〇レデイ」などの「ニュー・スター《アイドル》」が表紙を飾っていた。
程なく「中3時代」を読んでいた隆は、「文通なんて面白いんじゃね。」と、二人の顔を観た。
*「SNS」どころか「携帯電話」の無い時代、
現代の「マッチングアプリ」さながらである。
「中3時代」の最後の方のページにある「
隆達は、一年生の冬に二泊三日のスキー教室で「野沢温泉スキー場」に行ったとき二日目に泊まったのが「飯山市」のホテルなのである。(この時、隆は初めて「野沢菜漬け」を知った。お土産で買って帰って、あまりふだん褒めない父親が喜んだの憶えている。)
「この
夕方、二人が帰った後に、隆は勉強机に向かい、妹からもらった「みなしごハッチ」の便箋に「中3時代」の年間購読の予約でもらったペンを戦わせていた。
幾枚かの
「勉強してたの。」と母にいに言われ、「うん。」と照れくさそうに返事をし夕食を食べた。
Don't Let Me大きな玉ねぎ @hanzou1959
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