最終話 俺の腕の中で甘えるツンデレ義妹

俊介(ナレーション): そしてその後――正式に付き合うことになった俺達はというと――


//SE るうたんの配信の音『みんなああああ! 今日も来てくれてありがとおおお』


俊介:「いえーーーーい!」


//SE るうたん配信音『みんなのこと、世界でいーちばん、愛してるよおおおおお』

//SE 観客の歓声


俊介:「俺も、愛してるよおおおお!」


//SE ギュッ! (彩葉が俊介の頬をつねる音(アニメ的なわかりやすい音))


俊介:「痛ってええええええ!! ちょ、彩葉……!」


彩葉:「……おにいが世界で一番愛してるのは、彩葉だから!! そこは間違えたらいやだからっ!!」(拗ねるように)


俊介:「……それは、もちろん。分かってるって」


彩葉:「じゃあ……るうたん観てる間、彩葉のこと……ぎゅーってしてて?」(拗ねながら甘えるように)


俊介(ナレーション):「相変わらずふたりで一緒にリビングでるうたんの配信を観ているのだけれど、彩葉の位置は、俺の隣から俺の腕の中になった」


俊介:「……ふふ。仕方ないなぁ……」(愛おしむように)


//SE ぎゅっと抱きしめる音


//SE るうたんの配信中の音


俊介:「うお、今のるうたん、可愛かわよ……っ」


//SE ぐいっと俊介を引き寄せる音


彩葉:「むー。彩葉のことも、もっと撫でて」


俊介(ナレーション):「そして、俺がるうたんを褒めるたびに、彩葉が嫉妬して甘えてくるようになった。……はっきり言って、可愛い」


//SE るうたんの配信終了音。賑やかなBGMがフェードアウト


俊介:「あーるうたんの可愛さ、今回も神がかってたなあ……?」(わざと嫉妬させるように)


//SE ぐいっと彩葉が俊介を引き寄せる音。彩葉の小さな吐息


彩葉:「ねぇ、るうたん可愛かったのは完全に同意だけど!! 同意なんだけど!! るうたん観てた分……今度は彩葉のこと……、いーっぱい、愛して?」


俊介(ナレーション):「観終わった後に、彩葉が甘えてくるのが可愛くて。俺はつい彩葉の嫉妬心を煽るようなことを言ってしまうのだけど、……しっかり煽られて俺に甘えてくる彩葉が……たまらなく可愛い」


俊介:「ふふ。……甘えん坊め。……おいで?」


//SE 彩葉が俊介に甘えて抱き着く音

//SE 彩葉の頭を撫でる音


俊介:「……嫉妬してる彩葉、可愛い」


彩葉:「……おにい、わざと嫉妬させるの、ずるい……」(拗ねながら甘えるように)


俊介:「……バレてた? だって彩葉が可愛いんだもん」(愛おしむように)


彩葉:「……ねえ、わかってるのに嫉妬しちゃったじゃん……?」


俊介:「……ごめんごめん」(朗らかに)


//SE 彩葉が顔を近づけてくる衣擦れ音と小さな吐息

//SE ドキドキと高鳴ってくる心音(フェードイン)


彩葉:「……やーだ。(可愛く拗ねるように)撫でてくれなきゃ許さないー」


俊介:「ん。……よしよし。……すきだよ、彩葉」


//SE 撫でる音


彩葉:「……足りない。……もっと。……るうたん見てた分、今は彩葉のことだけを見て?」(甘い雰囲気で見つめながら)


俊介:「……ん」(穏やかな返事)


//SE 撫でる音


彩葉:「……もっと、彩葉のことだけを見て。彩葉のことだけを考えて。……彩葉のことだけで、頭の中……いっぱいにして?」(ナチュラルに催眠をかけるように、俊介の瞳を覗き込みながら甘ーく囁く)


―― 少しの間


//SE リップ音(彩葉から頬に軽く)


―― 少しの間


//SE リップ音(場所を変えて、頬に甘く)


//SE 心音(強調) 少しの間心音のみを継続


俊介(ナレーション):「……もう催眠ごっこは終わったはずなのに。彩葉はまるで解けない催眠術をかけるかのように――」(ゆっくりと穏やかな声で)


――少しの間


//SE リップ音(頬に、軽く)


俊介(ナレーション):「……俺の頬にキスをしていく」(ゆっくりと穏やかな声で)


//SE リップ音(頬に、軽く)


俊介:「……彩葉、甘えすぎ……」(甘く囁くように)


彩葉:「……だめ?」(甘えるように)


――少しの間


俊介:「だめ。可愛すぎる……。……今度は俺の番」(囁くように)


//SE リップ音(俊介から、右頬に)


―― 少し長めの間


//SE リップ音(俊介から、場所を変えて右頬に)


――間


彩葉:「おにい……、すき……」(感情が漏れ出たような甘い声)


俊介:「俺も」(耳元で囁くように)


//SE リップ音(俊介から、左頬に)


彩葉:「……ちゃんと、言って? 彩葉のこと、好き? 」


俊介:「……すきだよ、いろは」(耳元で囁き)


彩葉:「…………るうたんより?」(少し不安そうに)


――少しの間


俊介:「うん。……世界で一番、大好きだよ。彩葉」(彩葉を見つめながら甘く囁くように。リバーブかけて印象的に)


//SE リップ音(唇に、少し長めに)


//SE さりげなく漏れ出る彩葉の甘い吐息←ここ重要


彩葉:「……えへへ……私も、世界で一番……大好き♡」(幸せそうに囁く声)


//SE 小さく吐息、衣擦れ音

//SE 2人の鼓動が重なり、静かにフェードアウト

//SE ごく小さな音量で、リップ音(この甘い時間が続いていく予感)



俊介(ナレーション):「俺は、いつの間にか、彩葉とのこの催眠術の延長のような甘い沼から抜け出せなくなっていた。……いや、もう、いつまでもどっぷりと浸かったまま、……抜け出す気なんて、ないのだけれど……」



――FIN



最後まで読んで下さりありがとうございました!!


催眠術にかかってるフリをしている間に、催眠術のように甘い沼にどっぷりと浸かっていく今作品。


「あまーい!」と叫びながら、ブラックコーヒーを飲みたくなっていただけていたら嬉しいなと思いつつ。


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