常夜(Eternal Nights)
長万部 三郎太
影はナイフのように
この部屋で動いているのは
時を刻む針と 胸の鼓動 そしてぐるぐる巡る思考だけ
「もし別の道を選んでいたなら……」
同じ後悔を 毎晩繰り返している
俺を壊すのは 明けない夜じゃない
自責の念が 絶え間なく自分を切り裂いてゆく
この Eternal Nights が 俺を沈める
影はナイフのように 深く突き刺さる
朝日は昇らない 眠りも訪れない
ただ闇の底に 横たわっているだけ
あの部屋で止まっていたのは
時間と 本能 そして未来への展望だけ
「何故あのような言動をしたのか……」
同じ問いが 毎晩押し寄せる
俺を壊すのは 明けない夜じゃない
自責の念が 絶え間なく自分を切り裂いてゆく
この Eternal Nights が 俺を沈める
影はナイフのように 深く突き刺さる
朝日は昇らない 眠りも訪れない
ただ闇の底に 横たわっているだけ
ある日 小さな白い仲間が 俺を打ち倒した
自分から願って飲み込んだ その一撃で
ようやく眠りに落ちたけれど
夢は安らぎじゃなく 別の夜へ続くだけ
今 時計は動いているが
希望も絶望も 等しく空虚に過ぎていく
人はどんなに長い夜にも慣れてしまう
それが良いことか悪いことか 分からないまま
(初の作詞シリーズ「Eternal Nights」おわり)
常夜(Eternal Nights) 長万部 三郎太 @Myslee_Noface
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