ショートショート　殺人鬼

今日の朝、ニュースを見てたら殺人事件のニュースがやっていた、前から有名な殺人鬼の仕業らしい、その殺人鬼はある特徴的な殺し方をしていて、一つはナタやノコギリで切られていること、もう一つは独特のマークを書くこと。それを今思い出した

混んでる道を避け路地裏に行ったのが間違いだった、目のまで男が血だらけで倒れている、その奥には血が垂れたナタをもった人がいる。

近くには謎のマークが書かれている

ニュースで見た殺人鬼だ。

動悸が止まらない。

「見たからには死んでもらおうか」

ナタが振り下ろされ、なんとか当たらなかったが、ノコギリが腕を斬り左腕がぶらんとした「うぐっ！」血が出てきたのを見てニヤリとする

もう一回ノコギリを振り下ろし今度は右肩に当たった、血が出てきてその場にしゃがみ込む

「ああ゛やめてぐれえ！」

肩や腕から血が出て腕が上がらないようだ

ノコギリが首に当てられニヤニヤし出した

まるでコメディでも見てるように殺人を楽しんでるようだ

体が震える　はやく、早くしないと

ノコギリが首に近づき少しずつ動き切り出した

息が荒くなる　首から血が少しずつ出てくる

「やだ　やだ　許して…もう変なこと…しないから」涙が出てきた　頼み込むが首を横に振る

ノコギリの刃が首に深く刺さる

「あ゛あぁぁぁ！！　やめてぐれぇ！！」

ああ、もうだめだ、もう死んじゃうんだ。

気づいたら意識はなかった。

なーんだもう死んじゃったんだ、もうちょっと楽しみたかったな。

僕のマネをするぐらいならちゃんと楽しいところを傷つけないといけないのに、これだから偽物は。持っていたノコギリを捨て

死体の顔に僕のマークを書いておいた

僕は死体の上を通って行った。