第3話

自家用車に乗り込み、家路へと向かう。

自宅までは30分位の道のりだが、延々に辿り着けない様な気分であった。


悲しさ、悔しさ、怒り、これらの感情の波が止まる事なく押し寄せて来た。


帰宅すると、子ども達が待っていた。

感情を押し殺して、夕食の支度をして家族と団欒の時間を過ごした。

子ども達には、心配をかけたくなかったからだ。


悶々としながらも、夕食や風呂を済ませて、いつもより早めに寝室へ。


ベッドに横になり、携帯電話を手にした。

LINE通知が数十件入っていた為、チェックすると、同僚からであった。

グループ招待もあったので、参加した。

数分も経たないうちに、グループ通話が始まって、私も直ぐに参加した。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

終わりからの始まり 濱田屋 @-ku-koro-

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ