【詩的な語り💙詠】 ひと夜月(ひとよつき)…

美遊

第1話

【詩的な語り💙詠】 ひと夜月…


今宵…

月が満ちる頃


微睡(まどろ)みの中で

あなたにお逢いしましょう


全てを解き放して

あなたに

溶けてしまいましょう


あなたに

溺れてしまいましょう


しどけなく広がる髪を

あなたが触れる

指に絡める


人肌に重ねて

我が身の鼓動を確かめる


満ちて尚、

欠けゆく月に


愛の脆(もろ)さと

妖(あや)しさと

曖昧な時を重ね合わせる


切なくて 

苦しくて

愛おしい

儚き逢瀬に…


夢は幻

泡沫(うたかた)の幻影


今宵…

あなたを求め

あなたに乱れ


ひと夜月の夢… 


。.::・'゚☆。.::・'゚★。.::・'゚☆。.::・'゚

ひと夜月 

微睡(まどろ)む夢に

寝乱れて

絡むる髪に 君と散るらむ

。.::・'゚☆。.::・'゚★。.::・'゚☆。.::・'゚

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

【詩的な語り💙詠】 ひと夜月(ひとよつき)… 美遊 @myus

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る