だいじょうぶ。こわくないよ。ほら、手をつないであげる。そんな優しい物語
- ★★★ Excellent!!!
(長文失礼します)
みなさんの幼い頃。幼稚園。小学校。進級。クラス替え。様々なシチュエーションで、右も左も分からないまま、人の中に飛び込んで不安になったことありませんか?
私はあります。
そんな幼い頃の記憶を呼び覚ます。
新しい環境、知らない人たち、知らない習慣、知らない行事、人の世界は生きているだけで不安なことがいっぱいなのです。
そんな不安でいっぱいのたぬたぬくん。
友だちができるかな?不安の中にはそんな小さな期待もあるのです。
みんなで優しく手を差し伸べます。
この物語の世界は優しさにあふれた世界で、たぬたぬくんに危害を加えるものはひとりも出てきません。たぬたぬくんはそんなみんなの後押しもあり、不安よりも楽しい気持ちでいっぱいになってゆく。そんなお話なのです。
世の中少子化だと言われながら、国も自治体も社会も何も変わろうとしておりません。どうですか、お母さんたち? 今の社会に自分の可愛い子どもを安心して送り出せますか? 私なら不安がいっぱいで恐ろしくもあります。 でも、このお話のように、皆が皆、優しい気持ちで子どもたちを見守ることが出来たのならば、世の中のことはもっと子どもが育ちやすくなる、そう思いませんか? 昔は地域で子どもを見守る仕組みがあったりしましたが、いまもそんな風習、どこかに残っているのでしょうか? 子どもにだけ優しいまちづくりとは言いません。子どもや老人、ある種の個性を持つ人たちも。どんな人だって、人は独りでは生きてはゆけない生き物なのです。思いやりがあってしかるべきなのです。優しい社会こそが理想郷、そう思いたくなるお話です。
またもうひとつのテーマと言いますか、人と自然との共生。これもとても難しい問題です。デリケートなところもあるので、深くは語りません。けれど現在自然動物の問題で頭を抱えている日本。タヌキも実は害獣だったりしますが、古来から日本にいる生き物です。なんとか上手く共存共生できる道を、みんなで考えて解決していって欲しいものです。
歩しゃん。
そんな優しい世界に一歩。みなさんにこの物語を読んで、歩み入れて欲しいものですね!
長文失礼しましたm(_ _)m