堕天使

　天使は“純粋”だと思っていませんか？

それは間違いです。人間界において決断時に天使と悪魔が囁きますが、それは天使の世界でも同じです。

　まず天使は最初見習い天使として5年間過ごした後に“大天使”となります。

大天使になると好きなものに生まれ変わることが可能です。その決断時の囁きは見習い天使でのみ起こります。つまり、天使の囁きを多く受け入れた純粋で誠実な者だけが大天使になれるのです。悪魔の囁きを多く受け入れた者は、次第に体の一部から手のひらほどの範囲で黒い斑点が出始め、それは1週間にわたり全身に広がっていき真っ黒になりやがて“堕天使”になります。

堕天使には“案内人”の役割があります。天使や悪魔になる方々の正式な手続き、死後の世界での規則などの説明、主な内容はこれぐらいですが意外と忙しいです。このように天界での仕事があるので生まれ変わる暇なんでありません。また生まれ変わるためには“生まれ変わりの門”を通らなければなりませんが堕天使が通ろうとしてもガラスが張っているかのようになっていて通ることができません。結局生まれ変わることは出来ないのです。

堕天使になる方法はもう1つあります。それは、

堕天使の情報を知ることです。

いや、良かったです。

人不足…堕天使不足だったんですよね。

貴方がこれを読んでくれて嬉しいです。

あとこれを読んでいるということは

もうすぐ死ぬということですね。

残り僅かな余生を楽しんでください。

こちらでお待ちしております。