13話 奇妙な男の子
私たちは地上に上がり、奇抜な男の人の家だったものに向かった。
「そういえば、メカトロンって、どこで作られたのかな……?」
「それは私だって知りたいよ、もし戦争を仕掛けてきた国の奴らだったら、もう助けようがないよ」
「メカトロン……なにか親近感が」
「そりゃそのピッチリスーツだと仲間と間違えられるかもしれないかもな」
「そういや、女子に囲まれて俺は幸せ者だな」
「ひんぬー2人にデカチチ1人だぞ」
「それがいいんだよ」
「ヘンタイダァ」
そんな会話をしていたら夜になり始めてきた。
「仕方ないか、ここで一夜を過ごすか、男子は向こうで寝てよね」
「どうしてんだよ、寂しくなるぞ」
「痴漢されたらぶち殺さないといけないから」
私はちょっときつめに言った。
「でも、メカトロンに襲われたら元も子もないぞ」
「それはそうだな」
こんな一言があり、4人並んで寝ることになった。
「お腹すいたな、缶詰は持ってるか?」
「鯖缶なら」
「いつの頃の鯖缶だよ……しかしそのかばんの中身、どうなってるんだよ」
「缶詰とかキャンプ用品一式」
倉敷はカバンの中身を覗いた、なぜか驚いていた。
「ゲッ、シュールストレミングあるじゃんか」
「それって、どんなのなの?」
「臭い奴、飛行機では絶対開けたら罪に問われるやつだね」
「これ、食べるか?」
「嫌だよ!!!」
そんな事話していた時、メカトロンに感づかれた。
「……しかし、騒がしすぎたようだ」
その時、奇抜な髪形の男が立ち上がった。
「こいつらには、打撃がよく効くんだよな」
そうしてとある言葉を言った。
「グレートデイズッ!!!!」
その時、倉敷がこんなことを言った。
「男の人の腕が……太くなった」
私の目から見たら昼歩いていた時と同じ太さだが……
「ゴラァァァァァァッ!!!!!」
男は目にもとまらぬ速さでメカトロンを粉砕した。
「よし、戻れ」
私には見えない何かが憑依していたのか……?
「それって、幽霊?」
「そうかもしれないな、お前にも憑依してるぞ」
「マジで?それと、傷が……」
「ああ、傷は男の勲章だ、ほっといてもいい」
「そんなことを言うなよ……」
私は冷たい言葉を浴びせた、だが倉敷は男の腕に触れ、治療をした。
「おおっ、これが……治癒能力……」
「筋肉がモリモリだね」
髪型が奇抜で不細工な男の人はちょっと照れていた。
「でも、この会話をメカトロンに聞かれてるのなら、どうやって話そうか」
「ハンドサインでもよくないか?」
「ハンドサインか……こんなくらいところでか?」
そんなツッコミを受けた、そしてその数分後にはみんなは寝ていた。
(人といるのは、本当に楽しいな)
そして私は眠った、いびきをかかず、ゆっくりと……と思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。
「あれ……寝ている」
私はすっと起きた、どうやら小さな男の子だった、ショタは大歓迎だ。
「ねぇ、お姉さんと寝ない?」
「いえ、結構です」
その言葉は私には途轍もなくとげがある物だった。
「グァパ……」
「ついて行ってもいいですか?」
「いいよぉ」
私は棘のある言葉で一発ノックアウトだった。私はショタが好きだから……断られたら死にたくなる……グァパ……
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます