タイム トゥ ソウル Ⅰ (彷徨う魂)
天上 雅雅
第1話 プロローグ
プロローグ
その上、耳を
そして、
雲は黒々と厚く、麓よりすこし離れた街々など地上の灯りを総て吸い込んでいるかのようだ。
その頭上の光を吸い込んだ雲の中には、何か生き物のように光が不気味に
僕は、そんな大粒の雨の中、山の中をどれほどのあいだ
どれくらい前なのか記憶も
僕の体力は、もう
それは、僕が山の
僕は、その
体が軽くなった感じだ……だが、しかし
息も出来ない程の全身の痛みだ。
意識も
僕は、これで終わるのだろうか? そして、今度は
本当に? 僕は、これで本当に……さっきまであった、痛みも今はなくなってきた。これで、僕は本当に? そして、目の前が真っ白に……今は、もう何も見えない。
僕は、本当に、これで……。
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