第4話 陽が昇るまで

彼女とはしばらく別々で寝ていた。

でも不思議と寝る前に必ず抱きしめてキスをしていた。

ただの『ご挨拶』や『ルーティン』ではない。

それを彼女にも解って欲しくて、寝室の扉の前で彼女にもう一度キスして『愛してる』と伝えてお互い別々に眠りについていた。


そんなある日の朝。

普段から彼女は三食作って昼は持たせてくれていた。その日もキッチンに立ち、男の為に朝と昼を作ってくれていた。

そんな彼女に後ろから抱き着いた。


「おはよ。起きたの?」

「起きた。」

「…どうしたの?」


彼女はいつもと違う空気に気付いていた。


「…今晩、くれないかな?」


彼女は男の甘えた言葉に二つ返事で答えた。。


「いいですよ。」

「…陽が昇るまで…覚悟しておくように。」


彼女はクスッと笑って

「承知しました。」

と答えて男にキスした。

彼女からするのは初めてだった。

直後彼女は自らの行動にハッとして男に謝る。


そんな彼女の首に男は甘く吸い付きながら

「それでいいんだ」と言うと、

「…やっとわかりました。」と彼女は答えた。


男は彼女を抱き寄せて頭を撫でて

「今宵が楽しみだ。」小声で言うと、

「お待ちしております」と彼女は答えた。

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月夜ノ唄 青海 月渡 @Kaisei123

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