危険なかおりがする恋愛
クライングフリーマン
危険なかおりがする恋愛
============= これは飽くまでもフィクションです ===========
私の名前は香(かおり)。
このお見合いパーティーは異常だ。
入口にあった立て札が「かおりの間」だった。
主催者の名前が、立花かおり。
集められた参加者女性。
あそこの和服の女性は、郡内香里。
端っこに小さくなっているのが、関戸香織。
私の隣の、おしゃべりオンナが江頭歌織。
ピアノを演奏予定の、肩をはだけたドレスを着ているのが、櫻井馨。
何でクラシックの演奏をするオンナはオトコを誘うような格好をしているのだろう?
後で聞いてみよう。
部屋の各所で配膳が始まった。
つい、ご馳走が目に入り、近寄ったオンナの名札を見ると、陣乃内香麻里。
その隣のオンナが、高坂薫。
よくもまあ、これだけ「かおり」を集めたものだ。
だから、「かおりの間」なのか。
オトコは、たった5人。
競争率が高いな。
一張羅のドレスを着てきた甲斐があった。
幸い、「ドレスコード」チェックは無かったが。
宮地香緒里という名前の名札をつけたオンナと前田香麻里という名前の名札を着けたオンナが箱を持って来た。
不思議に思っていると、「パンティーは、ここに」と2人に言われた。
「何のことです?」と私は尋ねた。
「招待状、お持ちでは?」と尋ねられ、バッグから封筒を取り出して改めると、招待状と共に紙片が出てきた。
私は、青ざめた。ちゃんと読むべきだった。
パンティーを回収した後は・・・要は乱交パーティーだった。
「と、トイレで脱いで来ていいですか?」と尋ねたら、案外素直に承知してくれた。
私は、急いでトイレに駆け込んだ。トイレに駆け込む前に確認したが、トイレは袋小路の場所にあった。
逃げられない。
突然、けたたましく非常サイレンが鳴った。
オンナ達が扉から出ようとした所に警察犬が飛び込んで行った。
トイレから外を伺っていると、さっきの2人が近寄って来た。
手錠をかけられた。
「縄手香。麻薬取締法違反で逮捕する。」
そう言ったのは、主催者の立花かおりだった。
「おびき出すのに手間がかかったわ。まだ、結婚願望があったとはね。結婚詐欺じゃパクっても、すぐ出られるから知恵を絞ったのよ。」
私は手錠に縄を繋がれ、タオルをその上にかけられた。
そして、帽子を被せられ、うつむき加減に歩くことを強要された。
結婚なんか要らない。恋愛ゲームして、金が欲しかっただけなのに。
―完―
危険なかおりがする恋愛 クライングフリーマン @dansan01
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます