第2話
4月8日
「おはよう唯希ちゃん!」
昨日ずっと私と話した隣の女の子、次田友美さんが校門の前で話しかけてきた。たった一日で神崎さんから唯希ちゃんに昇格したのは恐ろしい。
彼女とはRINEを繋ぎ帰宅した後も少し話したが話してみた感じ悪い人ではなさそうなので事故で彼女が私のことを嫌いにならない限り長い間いい関係を築いて行けそうだ。嬉しい。
「そういえば唯希って前のクラスに友達いたの?」とうとうちゃん付けも無くなった。
「え、うん全然いるよ。」
いないと思われていたのだろうか。
次田友美や去年ののクラスの人達とかと話しながら普通に平和な学校生活を過ごしていた。
4月20日
この日は二者面談があった。先生と進路の話をして面談も終わりかけの雰囲気になった時先生が言った
「そういえば真島先生が話があるって言うからこの後すぐ行ってこい。」
真島先生とは去年の担任だ、何の用なのか皆目見当もつかない。その後すぐ彼女のところに行ってみた。
「ちょっと会わなかっただけなのに結構久しぶりな気がする、」
「あの先生用って、、、」
「あ、そうだった、、、、あの、、その、、なんて言えばいいんだろう、、最近どう?」
「?普通ですけど」
「そう、ならいいや、、気をつけて帰ってね」
「はい、さよなら」
明らかに様子がおかしい、こんなこと今まで無かった。彼女は私に何を思ったのだろう、、
昨日の姉といい真島先生といいなんかハッキリしない態度なのが気になる。
そんな曇り空な心模様の中家に帰ってぼーっとしてるとスマホに一通の通知がきた。
彼からだ。
「今度遊びに行かない?」
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