概要
この花が、きっと。
引き止める権利もないもの。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!貴方に、私の全部を伝えたかった。
この詩は、一見静かな感謝の言葉で始まるのに、読めば読むほど心の奥底にずっしりと響く愛の重みを感じます。愛されることの喜びと、同時に抱えてしまう罪悪感。そのどちらもを優しく受け止めながら描かれていて、読者は静かに胸を締め付けられます。
言葉は柔らかく、けれどその奥には深い情熱と複雑な心理が潜んでいて、軽やかさと重さが同居する独特の温度感。月や花の象徴は、ただの背景ではなく、感情の強弱を映す鏡のようで、愛の喜びや切なさがそっと増幅されています。
一読すると儚げで静かな印象ですが、心の奥に残る感情の塊は想像以上に重く、柔らかな余韻の中に微かな痛みが混ざっています。読み終えたあとも、言葉のひとつ…続きを読む