第3話 タカシ

「よくも、オレをこんな檻に入れてくれた」

 ハガキを書く。

「これで最後だ、元気にやっとるか?」

 いろんな動物を描いて送ったハガキ達。

 夢に落ちる前、どうか届いてと神様に、手を合わせる。

 そんな日常である。

 今日の絵はオラウータンの絵である。

 何も変わらない。と嘆いてたあの子も。

「ゆっくりすれば大丈夫」

 かわいい男だけど抱きしめている。

 怖いことに引き取ることになった。

「坊主名前は?」

「タスク」

 そうかあと頭をかいて、ゆっくりと手をあげる。

なんでこうなったのかな。

「心配になった、どうしている」

 咳をする。

 喉が痛い。

 こんなにゆっくりしていることなんてない。

 家でくらいだ。

「最近、いろいろあったんだ」

「いろいろあったけど、ゆっくりもしていられないだろ」

「そうだよ」

「そうだよな」

 二人はゆっくりと、歩く。

 同じ時間、同じことを、土地は違えども考えていた。

「タカシさんって言ったね」

「ああ」

「タスクだ」

「タカシさんって何の仕事をしているの」

「出版社に勤めている」

 悲鳴が聞こえてる。

 怖い世界だなと、何年になっても思っている。

 例えばこんな話もある。

 タカシさんは、天性のギャグ漫画作ってるって。


「そうだね、賢いねえ」


 二人はゆっくり考えた。

 キリンの絵を描いている。


 ゆっくりしたら、これから、街に行く。

 箇条書きで収める。

 そしたら、お前をあの博物館に、連れていきたい。

壊れていると思うかもしれない。今さらだと思うかもしれない。

 頼んだ。

 天命が聞こえる。


 タカシをよろしくお願いしますと。

歌っている曲が知りたかった。

ハイオドールだよ。

なにそれ。

よくわからない。

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星暦二〇〇四年 @Tasuku0208

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