第3話陸海合同参謀本部設立

石原莞爾陸軍大臣、米内光政首相兼海軍大臣の話し合いなど結果、参謀総長山本五十六大将、副参謀総長栗林忠道中将、作戦立案情報参謀八原博通大佐、児玉芳雄大佐が就任した。

児玉芳雄は、諜報機関八咫烏から派遣された一人である。

1940年6月15日陸海合同参謀本部が誕生した。

ひとまず人事は、これでよろしいですかな石原殿?

まずはこれでいいでしょう。

それと陸軍の中国撤退は終了し、台湾、海南島、パラオに10個師団ずつ配備が完了し、後からここに海軍陸戦隊5個師団程配備することでいいでしょうね?

はい、八咫烏の報告によると米英は中国から撤退した陸軍は、満州に配備され日独伊防共協定に乗っ取りソ連に侵攻すると間違った誤情報を、信じておるようです。

それはそれはいいことではないか。

やはり情報は、明日を生き残る生命線ですな。

そうえばナチスの戦況は、どうなっているのですかな?

観戦武官によるとドイツの方が、優勢との報告を受けております。

英仏軍30万人を、ダンケルクで殲滅し英国本土にある最新型のレーダーサイトを、特殊部隊のアインザッツグルッペンが破壊に成功した後に、第一次爆撃隊が空軍基地を更地にした後に、軍港を爆撃し戦艦や空母に少なからず被害が出ているようです。

ソ連にはまだ侵攻しておりません。

今それに攻め込まなければ米英から攻撃されると報告されて奇襲攻撃できなくなるのでは?

それがスターリンは、ドイツや日本が攻めてくるなど資本主義のでまかせだと、聞く耳を持たんようですな。

スターリンが愚かで助かったな。

フランスは、本土が陥落し英国はレーダーサイトと艦隊が半壊している我々に警戒して戦艦4隻空母4隻を極東で、遊ばせておいていいのですかな?

黄色い猿にまで攻撃されて負けると、威信にかかわるので戻せないんでしょうな。

我々が参戦する前に降伏しそうな勢いですが、首相としてどうしますかな?

内閣でも同じような話が出ており陸さんとの、都合にもよりますが早めてもいいのではないかと言う意見が大半ですな。

陸軍としては、すでに第一配備は終わっている。

来年の12月8日じゃなくても良いのではないかと思っていたがやはり変更するのは、やめてしっかり万全の状態になってからでも遅くはないと、私は考えているがどうだろうか?

なるほど一理ありますね。

内閣でも開戦日に変更なしで行く事を、伝えておきましょう。

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