第2話 予約本
ある日、予約棚に「存在しない本」が紛れ込んでいた。
タイトルは『アサノトショカンニテ』。
著者名は「サエキナオ」。つまり、自分の名前だった。
ページをめくると、自分の行動が「数分先」まで書かれていた。
・7:42 自動ドアが開く
・7:45 返却ポストから紙が落ちる
・7:49 白い服の子供が児童書コーナーに立つ
そのとおりに、出来事は起こっていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます