悲報:メスガキvtuberひょんなことから、転生前のアカウントをさらしてしまう。

バルシィ

第1話 悲報:抜けてる蘭々

「みんなー!!こんらんらん!桃鳥蘭々こと、らんだよー!!」

【こんらんー!!】

【まってたよー!!】

【今日はどんな黒歴史を作るのー?】

「なっ、なによ。らんがいつも黒歴史作ってるって言いたいの?」

【そー。】

【いつも作ってるよ。忘れちゃったのー?】

「なっ、なによ~!!別に忘れてないよ!!」

いつもどうりリスナーにディスられる蘭々である。

あっ、紹介しよう。桃鳥蘭々とは、無所属の、自称天才可愛いー!!系vtuberで、登録者数は2万人と、そこそこ有名であるのだ。

【そうだ、蘭々ってゲーム弱いよね】

【前、瞬殺されてたもんね。】

「なっ、別に弱くないよ~!!ホラーゲームだって、一瞬でクリアできるし!!」

【じゃあしてよ。】

【言質はとった。】

「…」

【あれ?まさかできないのー???】

【ぷーすっすww】

【煽られてて草】

「じゃあ、やってやるよー!!」

「べ、べつに怖くなんかないもん」

配信画面が準備中の画面に切り替わる。

「ん-?これであってるのかな?」

PCの画面が映し出される。

【おっ、蘭々のPCの画面ってデフォルメなんだ。】

【あれ?この画像ってさ、昔有名だった、コスプレイヤーの、、、】

そう、蘭々のPC画面に映ってたのは、元人気コスプレイヤーのシヲだったのだ。しかも、未公開画像という、シヲのファンにとってはお宝画像!!

「えっ?」

コメントに気が付いた、蘭々は、配信画面を見るとすぐに、

「あっ、」

【察し(】

【まさか、蘭々って、シヲ...?】

「い、いや??ちがうよ??わ、わたシっ、」

【嘘つくの下手すぎww】

【明日、切り抜きに上がる運命】

【黒歴史ここに、爆誕...!】

「くぅ...。そうだよ!!」

【(笑)】

【どんまい。】

【大丈夫だよ、たとえ蘭々がコスプレ好きだっても、】

「も、もぅ、今日の配信は終わりー!!」

【えー】

【もう終わっちゃうのー?】

【せっかく面白いのにー】

「と、いうことで、みんなーおつらんでしたー!!」

そして蘭々は素早く配信を切ると、

「な、なんでこうなったのー!!」

羞恥心でベッドのなかで悶えたのであった。


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