第2夜:当てのない旅に…

謎の上司「はい、〇ュー」

山ちゃん「いや、あかんて…。なんの番組やねん。」

高やん「そら、某北海道の」

山ちゃん「はい!ストップ!それ以上はストップや!」

高やん「え~」

山ちゃん「え~やないの」

謎の上司「我々はこれからの当てのない旅に…」

山ちゃん「はい!ストップ!それもストップや。つうか我々って…あんたも入るんかい!」

謎の上司「いやディレクターが必要かと」

山ちゃん「いや、いらんし!つうかディレクターって何?あんた営業所長やん!」

高やん「旅は道連れ、世は情け」

山ちゃん「たかやん。頼む。少し静かにしよか。とりあえず、家族に連絡するわ」

謎の上司「40秒で連絡しな!」

山ちゃん「もうええよ」

高やん「僕は空賊にはならないよ。〇賊王に俺はなる!」

山ちゃん「中の人ネタやめよか。あ、もしもし、俺やねんけど」

山ちゃん奥さん「俺なんて人知りません。」

山ちゃん「もう頼むわ…山ちゃんやけど」

山ちゃん奥さん「お約束やん。で、どうしたん?」

山ちゃん「異動で異世界に行くことになってん。しかも、ようわからんけど今から」

山ちゃん奥さん「えー。おもろそうやん。お父さん、異世界に行くんやって~♪」

山ちゃん「なんや、楽しそうやな。一緒に行くか?」

山ちゃん奥さん「子供たちの学校があるから無理~♪」

山ちゃん「せやな。って少しは考えてぇな!」

山ちゃん奥さん「無理なものは無理やね」

山ちゃん「しゃないなぁ」

山ちゃん奥さん「しゃないねぇ」

山ちゃん「まぁ、ほな行ってくるわ」

山ちゃん奥さん「いってらっしゃい!お土産よろ~」

ツーツーツー

高やん「ほな、行こか」

満面の笑みで、山ちゃんの肩をポンとたたく高やん。

山ちゃん「高やん、前向きやなぁ」

謎の上司「え~では、我々はこれからの当てのない旅に…」

山ちゃん「はい!ストップ!2回目!で、どっからその魔道深夜バスに乗るん?」

謎の上司「ここから1時間ほどのところにある、魔道深夜バスターミナルから」

山ちゃん「だからどこやねん!」

謎の上司「な・い・しょ」

山ちゃん「そこになおれ。たたき斬ってやる!」

高やん「ほな、行こか~」

山ちゃん「たかやん…」


ナレーションが響く。

―魔道深夜バスにまだ乗れず―

山ちゃんと高やんの明日はどっちだ



予告

家族公認のもと、送り出されるやまちゃん。楽しそうな高やん。

二人はいつ、異世界にむかうのか。

そして謎の上司は・・・(2回目) 

次回こうご期待!!(本当に続くのか?)

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