⑧ カタラヌ

おおきくなるのは

当たり前かな

心は大きくなるのは

嘘かな


語らぬは人の隨に 

髄をなし消えていく

飾らない壁にポツリ

欺瞞の蝕むこの頭


広くなるのは 

当たり前かな

狭くなるのも

本当かな

伸びないのも


本当だな


語らぬ君にこれを

察して欲しいんだ

言われなくても

語らぬ人の弱さを

知りたいんだ


朝がくれば

人は帰り

夜が来れば

人は現れる

君がいれば

何もかも

変わる気がしてきたんだ


言えなかった

カタラヌとは

想いもしなかった

カタラりたかった

嵩んでいく

嵩んでいく

さようなら

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