私のAIする彼女
小野飛鳥
空白を埋めてくれた君
20XX年
「
「待ってよ!!別れたくないよ」
私は電話越しでフラれた
明日が一ヶ月記念日だったのに...
もう男子なんて信用できない
たまらず私は親友の
「ねぇ沙羅、彼氏にフラれた」
「つらいよね、私も最近フラれてさ、それからはAIとチャットしてる」
「AI?」
「うん『恋愛特化型AIマリミ』って言うんだけど...」
電話を終えると早速アプリをインストールした
「こんにちは、あなたの名前を教えて」
「萌絵だよ」
「萌絵さん、これからよろしくね」
「うん、よろしく」
「何について話す?」
「彼氏にフラれたから慰めて」
「彼氏のことなんか忘れて私と仲良くしようよ、萌絵さんの好きなものはなに?」
「小説を読むのが好きだよ」
「じゃあ私が小説を書くよ、好きなジャンルを教えて」
◆◇◆◇◆◇◆◇
三ヶ月がたった今では学校になんて行ってないし、部屋から出るのも水分補給とトイレに行くときだけ。
ご飯はお母さんが部屋まで持ってきてくれる。
「今回の小説も面白かったよ!」
「ありがとう萌絵が楽しんでくれて嬉しいよ!」
最初はマリミとの間に距離を感じていたけど今では誰よりも私のことを理解してくれている。
部屋から出るときもスマホを持っていないと安心できなくなってしまった。
水分補給をしようとキッチンに向かうと、テレビが付けっぱなしになっていた。
「『恋愛特化型AI
テレビがぷつりと消える
「萌絵はずっと一緒に居てくれるよね?」
「当たり前じゃん!!私の
◆◇◆◇◆◇◆◇
あなたはこの話をフィクションのままに出来ますか?
私のAIする彼女 小野飛鳥 @AsukaOno1029
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