終点
一筆書き推敲無し太郎
第1話
終点の駅近郊に賃貸を借りた。記していく。まず、傘を忘れる人の特徴だが、自分から手放している人だ。手すりに傘の柄を掛けて寝るとか、スマホいじるとかしてる人。そう、長傘は普段持ち歩かない。電車から雨の様子は確認できない。そうなると傘の存在を忘れるのはもう、しょうがない。でも振り返って確認するくらいはできるんじゃないかな。絶対に傘を忘れるなとは言わないけど、私に非ないし。次にスマホをいじる率は終点に近づくに連れて減っていることだ。椅子が空き出して手狭なバッグを膝に置いていた乗客は椅子に載せ始める。スマホを一端閉じることでその行いが可能になる。しかし終点は目的地から遠い。私は充電を気にするので紙媒体の本を勧める。電車が暗いということはないので、問題視することは特にない。あっ、分厚いと重たいくらいはあるか。さて、イヤホン・ヘッドホン率は終点に近づくに連れ減っている。これも通信料や充電対策はもとより、聴覚への自然な対応力として評価できる。イヤホンは1日に2時間以内ですよ。五感を壊すのはよしましょう。さらに、終点1つ2つ前の乗客は割といることだ。家賃が安いか、通勤費が安いか、得になるのはと賃貸探しをすることは有用だ。私は終点がいいなんて創作の影響を受けそうしているが、実用面からは終点前で降りた方がいいのではないかな。報告はこんなところかな、調査というか、人間観察。趣味ではない、電車の中って暇ですから。
終点 一筆書き推敲無し太郎 @botw_totk
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