第16話
2045年より愛を込めて 第016話 愛知
「硝子生成のスペシャリストって?」
気になることは訊いておかないと。
「治癒も攻撃もなんでもござれって感じよ」
本人じゃなく清水女医が説明。
「権利を奪ったつもりでも、1個省けた。
ハートフル・ヤングケアラーや
ダンデライオン・クリスタルの名手と覚えてね」
「HEARTFULL YOUNGCARER.
DANDELION CRYSTAL.
ちなみにクラリスさんは何歳なんですか?」
「第三次異世界大戦が2019年で
当時アタシは16歳だったから……
もう! シミズさん計算してよ!」
怒り心頭のクラリスさん、清水女医の放任主義。
「今日が08月の26日だから、
今月の26日未満に生まれたなら+6歳で22歳
それ以降の誕生月に生まれたなら+5歳で21歳」
俺が計算する幕でもなかったか。
「そうそう秋津のアトミックボムって
今年で被爆80年になるんだよね。
区切りの100年っていつだっけ?」
秋津=異世界でいう日本国。
「1945年+100年ですよ。被爆の年を知ってたら
簡単な足し算ですね」
「1945の2045でしょ、
そ、それぐらい、し、知ってるしぃー……」
「貴方達RYOMA同盟はこれからの抗争、
戦い抜く構想を抱く高僧のような存在よ。
苦み走った香草を料理に添えることは
適当適切なアイデアかしら?」
戦後被爆100年を話題に出した意味を考える。
到達時間迄20年あると仮置きしようか?
全てを根絶して左右心房の謎を解き明かす。
共に消えない、俺達は人生100年時代を生きるんだ。
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