9話
「失礼します」
「おう、時間通りやな。すっぽかすかと思っとったわ」
「アハハ...僕も358回ぐらいは、サボろうかと考えましたよ」
「そこは、嘘でも。そんなわけありませんって言うところや」
「そうなんですね」
「あぁ」
ちょっとした世間話?みたいなのをしている。えっ、あの鬼酒井先生と。うそ、こんなの、恋愛ストーリー待ったなしってやつ⁉︎ア゛ァ僕は嫌やで、
「あっ、あの、僕今日なんで呼び出されたんですか?朝の事やとは思ってますけど...。他にもなんかあったりしますか?」
「他もまぁ少しはある。今までの行動とか全部加味してな。まずは、朝の事や。自分でも分かっとるみたいやけどな。まず、そいつに聞かれて嫌な事は、そいつがあるところでは絶対喋るな。ええか?ソンするんはお前やレイト。まあ、今身をもって体感してると思うけどな」
「ごもっともです。先生、ほんとにすみませんでした」
ペコリと頭を下げる。
「分かっとるならええぞ。朝のことはこれでしまいや」
えっ、なんて優しいの。これだけで終わりだなんて。はっ、もしかして、ほんとに酒井先生僕のことが...
「安心しぃ、お前のことは好きちゃうわ」
「はっ?また、なぜ僕が振られてるみたいな空気やねん。まず、僕はあんたのこと嫌いや...あっ、いや先生としては好きだよ!厳しいけど、生徒思いなのは知ってるし!」
「はっ//えっ、レイトお前、めちゃ先生のこと見てくれとるやん...嬉しいわ//先生も生徒としては好きや」
「やめろ、照れるな。こんなの僕は望んでないぞ。
「ハハ、生徒から先生として好きって言われるんはほんま嬉しいことやからな。でも、なんやカミサマってこんなストーリー望んでないって。お前、よく遅刻とかはカミサマのせいだ。カミサマが僕がそう動くようにしとるんや。とか言ってたけどそれに関係あるんか?」
えっ?めちゃ核心つくやん。今日はこんな日なんか?えーでも.......
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