二十四時

道路にはぺしゃんこになった缶ビール　案外うまく生きれるらしい

すみません。ギアが備わってないためにあなたの愛が見つかりません。

ミツバチを掴んで放して泣いてみた　ずっと一緒にいれる気がして

LINE上だけで優しいあなたにはこちらのトロフィー差し上げましょう

運命を信じないとか言ったから剥がれた爪も硬いまんまだ

近づいて雀が逃げなくなっていた　私が先に逃げてただけか

溜まってる通知に安心させられて私、友だち何人だっけ

ぼやけてて満月も分からないけれど裸眼で見たい言葉は確か

ここからは純粋無垢になる夜道　ひねり出された称賛ばっか

二十四時やけに目立った街灯は少女であれと突き付けてきて