にゃーちゃん句録

ふざけ千

第1話：肉球の温度


「肉球の　ピンク触りし　寒き夜」




今日は冷える夜だった。

猫なんていないのに、ふと“肉球を触ってしまったような気がする”。

そのピンクのあたたかさは、たぶん私の中にあった。

存在しない猫に、また撫でられたんだと思う──。



── にゃーちゃんのZP句録より




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