青のアツさと

きよう

第1話

熱湯の水飲み場 のぞき込めば およぐ赤白の金魚 やける手


前掛けのごとき水の跡 内履きの砂 すり抜けたポニーテール


遠い恋だと気付いたからピストル前にフライングするの 今 私


繰り返すなよ新しい朝をみせてくれ 再放送に言う夏


沼って怖いわねという 干からびた場所で笑う君は酷い人


圧し掛かる暑さ全て背負うよアトラスのように だからねえ はなそ


やめてくれその熱視線 隣でもわかる灼熱と鈍感力


なんてこと わかりやす過ぎ塩対応! 触れた指先はにぎるのに


結ぶイトも無いのに 見えるという大三角 そうぞう の もうそう


ラジオ体操ができた時 君との距離も決められたの 知ってた

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

青のアツさと きよう @hnaf1111

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画