光の生活

砂場

第1話

平日もゲーセンに棲むおっさんに流れ着く寿司はポテトだろうか


機能美を追求してるすべりだいかっこいいけどちょっと変です


10年間舌の裏まで見せている歯医者の顔を未だ知らない


iPhoneのアスペクト比が乖離して端にいるおれは写らなくなる


コッペパンみたいなお前のその足でコンクリートを歩いてゆける?


見せつけるカルバンクライン腰履きの先輩のことギリ嫌いかも


泡立て器みたいな身体で踊り狂う女のスリットが裂け始める


背中掻けいやもっと上爪立てろ 擦り込まれてく刷り込まれてく


球だった林檎の角に反射した光が正直すぎるほどに


歯磨と食事と排泄を同時に迫られている生活の中で

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