拝啓、君へ
@Night2111
拝啓、君へ
メメントモリ
全て殺して
会いに来たの
欠けない月に
溢れる祈りを
神はいない
信者が眠る
月爆ぜる
君の鼓動を
信仰とする
ことばすら
紡げないぼく
形ない
祈りを食らう
賛美歌をうたえ
後悔の
織り成す夢を
数えては
死にゆくぼくの
首を絞める
凍る月
零れる祈りが
きれいなの
貴方の瞼に
見蕩れていたの
雪が舞う
溶ける結晶
巡りゆく
君の祈りを
ぼくに奪わせて
朧月
記憶の呪い
しんだふり
地獄で食べる
夢が美味い
ワンルーム
密室の星
君の歌う
へたな旋律
ここにはそれだけ
花束が
祈りを届ける
海の底で
あのうたをきかせて
沈む毒と眠る
目が覚めたら
僕を起こして
月明かり
逃げた先で
おなじ夢を見よう
拝啓、君へ @Night2111
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます