僕だけがピン留めしてる君からの言葉を5分見ないフリして

@o___o

初恋

僕だけがピン留めしてる君からの言葉を5分見ないフリして



2001君の数字も2001 目と目が合うと同時に2002



月を指し、「行こう」と言う君より僕は色の少ない世界をみてる



「帰ろう」と呼ぶ声に呼応する僕が愛と思う日にだけ咲く花



腕を切る痛みも知らぬままの僕 貴女を抱くと何処かつめたい



屋上の柵の外側腰かける月が私を押し返す夜



色だけは綺麗形はぐちゃぐちゃのドミノを倒す、2個目で止まる。



振られても朝は来るから有線のイヤホンで聴く心臓の音



悪酔いで脱ぎ捨てた服に猫が乗り、独りじゃないと分からされる日



あの夏は綿毛のように遠のいた

きっと知らない場所で寝ている

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