第8話 双子と婚約に準備すること

ジャンの彼の眼差しは真剣で、嘘が無いように見えた。

ずっと日陰の存在だったとしても、彼女に会えるなら、それで良いと兄は話してるとも。

他の人と結婚されるのは、穏やかでは無いが、男として結婚するなら、相手が襲ってくる可能性は低そうだから、多分耐えられるとか。


抱きしめることが、出来無くても、諦めるしか無いが、サザーランド家の家督が心配だけど、ジャンに任せるとも。

彼も兄を亡くして、家の跡継ぎ候補は双子だけだから。

チーズ作りの技は、受け継ぐ者があるから、心配はありませんが、領地を継ぐ者がどうなるか、心配でございます、と目を伏せた。


おばちゃんが、継いであげられるなら、そうしてあけだいけど、そんな簡単な問題では無い。

代わりに、ルカと結婚する訳にも、サザーランド家の嫁にもなれない。


だって更年期を過ぎたおばちゃんは、もう子供は産めないから。

弟が、嫁を他から貰うしか無いが、弟の気持ちもルカにあるのは、何となく察せる。

兄の苦悩が、弟にも伝染していた。


秋が慌ただしく終わった。

寒い国だから、秋は短い。

種を植える物は植え、他の準備も終わった。

長い冬をどう過ごすか?


織り機がある女将さんたちや、習った経験のある人には、毛織り物をして貰った。

今の機械より、改善出来る部分は、大工さんたちに直して貰った。

こう言う機械や、精密な箱や仕掛けを作れる大工さんを、日本風に指物師と呼んでいたら、サシーと呼ばれるようになった。

大きな建築物を作るのとは、また違う細かい細工物も、仕事はたくさんある。

大工の弟子になったり、サシーになった女子も、かなりいる。


門の修復は、雪が降る前に、屋根を付けたい。

まずは大工さん達が、木で屋根を作る。

漆喰で固めて、屋根瓦を載せていく。

100メートルはあるが、一気に皆で取り掛かった。

煉瓦を梯子を使って、上に渡して行くなど、雑用も多い。拭き終わった屋根は、漆喰で固めたら、完成。

雪との追いかけっこだったが、本格的に積もる前に、完成した。

春から始めて、半年以上。

皆んなで、バーベキューをして、焚き火を囲んで、ビールを少しだけ。


始めた春にルカは話した。

壁作りが終わるまでは、食料が無いことも、人手が足りないこともあるから、ビアーは禁止、エールも作らないと。

その代わりに、壁が出来た日には、盛大にに飲めるように、準備しますと、宣言した。

宿兼レストランは、閉店休業状態だし、ビールやエール作りの職人も、麦の刈り取りや、その他で忙しい。

彼には、将来医療用のアルコール作りも頼みたい。


ビールを毎日飲まなくも、食事で栄養補給して、喧嘩や争いごとが無いほうが、街のためにも良いのでは?と繰り返し話した。

ストレスを発散したい気持ちはわかる。

でも、男性だけそれは、不公平では?とも。女性だって、ストレスは溜まっているはず。

お互いに、仕事に力を注いで、近隣から憧れられる国になると言う、目標はどうかと聞いた。

確かに酔い潰れて、冬に亡くなる人もいる。


喧嘩で亡くなったり、足を失う人もいる、特別な時に飲めるなら、毎日じゃなくて良いのかも?と段々と潮目が変わってきた。

色々な果物で、ブランデーを作る計画もしている。酔っ払って騒ぐために飲むのでは無く、街の外の人に飲ませて、お金をいただくほうに、回りませんか。

金持ちになれるかも?の話に、やはり男たちは弱い。


ビールを飲んでた分、湯たんぽを買えば、奥さんと暖まれるし、ブランデーだって飲めるようになるまで、生活を良くしませんか?

子供に学を付けさせて、もっと偉い人間にさせたくは無いですか?

オタクの息子さんは、2つずつ数えて、掛け算が出来るから、商売しても騙されませんし、何ならお金を管理する役人にだって、向いてるとか。


などなど、褒めたり、夢を現実に出来そうな話をしたら、本物のアル中以外は、飲まなくなった。

売る場所がないので、アル中もすっかりアルコールがきれた。


門の修復で集まった時に、またルカは言った、飲み過ぎや二日酔いで翌日仕事がロクき出来なかった人もいますよね?

これから、エヴァーリアは、まだまだ困難が待っています。だから、お酒はこんな大事ないお祝いの席の時だけ、そんな時のために取っておきませんか?


喧嘩で、男性が働けなくなる、戦えなくなるのは、困ります。まだ、国は臨戦体制だから、こんな日を狙って攻めてくる可能性だってあります。

よく見てください。警護隊はお酒は飲んでいない、それはまだ国がピンチだからです。だから、お願いいたします。どうか、ご協力をとルカは頭を下げた。

成長したなぁっと、佳代はルカをながめた。政略結婚は、まだ問題のままだけど。


ジャンも、もちろん来ていた。

佳代は、「デビットは、もし彼女が女なら、女王でも彼女と結婚したいと考えるだろうか?」と小さな声で、聞いてみた。

彼はハッとした様子で、しばらく黙り込んだ。そして静かな声で、

「もしそうなら、兄は彼女を助けて国を救うために多分尽くします」とそう言った。

「でも国を救うために、ルカが男として結婚するしかなくなっても、デビットは許せるだろうか?」

これにも、かなり黙ったが、

「彼女と生きられる、世の中になるまでは、兄は多分何だって我慢します。彼女のためなら」と答えた。

佳代は、自分がちょっとドキドキした。

イケメンに、こんなセリフを言われてみたい!っと心の中で笑った。

デビットもジャンは多分、全てを理解していると感じた。

姫を公表出来る時まで、彼が耐えられるのか?先は全くわからない。

姫だとわかれば、ジャガー家も息子との婚姻を迫って来るだろう。


隣国との婚約は、形だけだが、気にはならないか?と念押しをしてみた。

「兄はここにいませんし、僕は女同士ゆえ、仲良くなられることはあっても、気にはしませぬ」と答えた。

弱そうな、頼りなげに見える顔立ちだが、中味の芯は強いと感じた。

「ならば、婚約は発表する。近々になると思う。ルカを支えてやってくれ」そう頭を下げた。

「苦しくとも、皆で必ず共に乗り越えましょう」とそう、口びるを噛み締めて、彼は言った。


塀が完成して、鍵の管理や、運用を詰めて考えた。

外部からの人の、管理のための通行手形なども。

国王級であっても、必ず全員、有効期限の日にちを入れること。

改竄が発覚した国には、しばらくは発行停止にすること、

手形は形を色々と変えて、半分にする部分も鍵状にするなど、指物師のサシーたちの、細かい細工が上手い人たちに、任せろことにした。当番制にするなどで、予測しにくいようにもした。


冬の間は、そんな準備をしながら、織物の出来を見回ったり、毛糸の仕上がりを気にかけたり、紙に使うすだれや紙の具合を試して歩いた。

紙はめどが付いた様子。

葦の仲間の草が、良さそうだった。


食料は粉が活躍して、スープと肉と一緒に煮込んだら、かぼちゃ種やら、とうもろこし団子も人気が出た、


蕎麦屋は、昼は大盛況だった。

外で立ち食いに近いが、天ぷらを教えたから、天ぷらが人気だった。

出来る材料は限られていたけど。

にんじんとたまねのかき揚げと、かぼちゃの天ぷらぐらい。

残った天かすを入れただけも、人気になった。納めた作物と交換の札で食べられるけど、皆んな春まて、次の秋まで札がもつかは心配だったけど。


秋に作った、乾燥のショートパスタもどきも人気だった。

スープに入れて煮込むだけだから、簡単だし温まる。


冬の間も国中を回っていた、インディが、やっとかなりの鉄鉱石の鉱脈を見つけてくれた。

待望の鉄鉱石を、警護隊は雪の中掘り出してくれた。

警護隊は、インディの工房近くを切り拓いて、高炉作りにも取り掛かっていた。

いつ使えるかわからないから、すぐ使いたいになったから、作業ペースは上がってきた。


由美の設計図を元に、正確に煉瓦を組み立てている。漆喰ぬりも塀作りで、もはや皆んなプロ並み。

硬さの調整も、任せておけば安心の出来上がり。

コークスを焼く炉は、石窯作り職人たちが、さっさと作ってくれて、実際にコークスが出来るかを、試している。

春には鉄が手に入るなら、鍛冶屋は忙しくなるから、見習いを多数募集した。

冬は作業が少ないから、たくさんの人が集まった。

女性も歓迎したので、包丁や鍋はそのチームで研究して貰うことにした。


ルカは、夏には隣国との婚約の準備に追われている。

あれから色々と話した。

頃合いを見て、今回の相手=幼馴染にも、自分が女であることを明かして、お互いの国のために、演技を続けて貰えるよう、説得するしか無いと言う結論になった。

苦しませることになっても、姫のサファイヤならわかってくれると思うと、ルカは言った。

絹の生地やら、宝石を掻き集めるのが、なかなか大変で。

遠征隊を出す費用に、貴金属をほぼ売ってしまったからだ。


インディが新しく見つけたルビーを、細工するか?となった時、サファイヤのこぶりな石が見つかったらしい。

これなら、指輪に出来るから、細工も簡単に出来る。

インディが、サファイヤの指輪と、ガラスの赤いペンダントを作ってくれた。

ガラスのペンダントを見る限りでは、南の島には合いそうな、大ぶりの物だった。


オレンジは出来ないか?との問いには、たまたま赤いのが出来ただけだけど、多分工夫したら、出来ると言う。

天然石にはオレンジはほぼ無いから、売れるのでは?と考えたからだ。

佳代はやっぱりゴムは欲しい。

細工に手間取る物は、数が揃わない。ゴムなら、簡単に出来る反発力のある武器が欲しい。


ウステバン側からは、冬の間に様子見で、馬に乗った人が来たらしい。

ガラスの残りで作った、凸面レンズを使って、国境付近には望遠鏡が、皆に配備されている。


馬に乗った、3騎ほどが、下の鳴子の付いた線に触れて、慌てていたようだ。

しばらくは様子見と言ってあったから、望遠鏡でずっと見ていた。

音が鳴るだけで、誰も来ないと判断したようだった。

ちゃんと見てるのは、バレ無ければ良い。


馬は音を怖がって近づくのを、嫌がっ様子だった。

見張りの合間に、鳴子以外にも音が鳴るものを、たくさんくっつけた。

横に広い、クリスマスツリーのような、色々な物を付けた。

今回は金属の尖った欠片とか、踏むと痛そうな物も増やした。

馬が、止まって、大混乱になってくれるなら、それはそれで良い。

斜面を登る勇気はなかったようで、退散して帰った。


冬の間に、皆んなで木の釘をたくさん作って、埋めようと思った。

釘の頭に木切れを付けて、下に埋もれにくい、釘の波状攻撃。

家作りにめた、まだまだ必要だから、釘は全員、一日10本がノルマ。

木切れは、サシーたちが付けてくれた。


冬になって城まで来るのが、大変だから、真ん中にある集会所下の、貯蔵庫にも少し物を増やして、そこでも引き換えが出来るようになった。


コンビニほど近いなら、良いけど、国の端の者は、一苦労。

そんな地区には、警護隊が荷車で大量に運んだりした。

そっちにも、地下に貯蔵庫が作ってあったから。寒い地区が多いので、にんじんは植たままにして、より甘くなることも教えた。雪の下にんじんは、佳代でも知ってる有名な保存法だ。

雪が降って、土が凍らないぐらいの場所には、最適。

必要な分だけ、掘り返したら、新鮮な野菜がいつも食べられる。

甜菜なども試してみたら、甘くなったようだ。


冬に何を備えるのが大切か、昨年は冬の備え無しで、乗り切ったからこそ、よくわかる。

冬も外で働いているのは、鉄の関係の者たち。主に警護隊とインディと弟子。

彼らのところへは、食糧を運びがてら、顔を出して、話した。


ふと佳代は、穴に落ちてから、約9ヶ月、270日。つまり、あちらの現代では、27時間後。

ちょうど、翌日の昼あたりになる。

誰か心配しているだろうか?


日曜日は試合がある時以外は、道場は休みだから、人は来ない。

落ちた土曜日も同じ。

土日は、イベントが無い限りは休みだから、佳代を訪ねてくる人も、道場にもひはいない。

試合は、他の便利な道場で開催されることが多い。

今は空手の小学生に、何人か秀でた子がいるから、たまに試合に出している。

柔道の試合は、中学生が何人か出ている。

多分、今日は空手の子が勝ち上がっていたら、今頃は試合かも知れない。

名前の知られてない道場だから、皆んな舐めてかかる。

そして、皆んなやられて、驚く。

その後しばらく、入門者は増えるけど、キツイし柔道も剣道もやるから、皆んなやめていく。

10人来て、1人残れば良いほうだし、教える側も、柔道や剣道の初心者が、たくさんいても、教えきれない。

師範はたくさんいるけど、皆んな平日の夕方は、忙しいから数は集まらない。

試合結果を、連絡はしてくる。負けた後か、優勝した時だけ。


煙突の下に行ったけど、連絡は無い、

どのみち、こちらから送れるのは、由美だけだから、由美宛に試合の報告があったら、頑張ったねを送って貰うように頼んだ。

師範のグループLINEには、報告が上がるから、由美にも入って貰ったから。


長く感じた9ヶ月だけど、あっちだと1日半しか立ってないのは、何だか気が抜ける。

私の努力なんて、その程度の物かめ?とも。

ちょっと入っていた、肩の力が逃げた。

試合前に、生徒に言ってる言葉だった。

「肩の力を抜け」って。

私も抜いてやらないと、長続きせずに、燃え尽きてしまうかもと、思った。


人間の緊張感は、そう長くは続かない。

息を抜いて、力を抜いて、少しずつ前へ進むしか無い。

それは、50年でよくわかっていた、はずだけど、また同じことを繰り返しそうだった。

ルカにも、久しぶりにこの話をするか?となった。


お世話したほうは覚えてる。

でも、されたほうはよく覚えては無い。

人間は、そんなもんだ。

今、頼りにしてくれてる、ルカを始めとした、人間が居ればそれで良いなと考えた。今が大事なんだ。過去じゃなく。


この世界にやって来て、自分はどちらの世界の時間で、歳を取るねか、ふと考えた。

こちらの世界では、50歳以上がまず少ない。なら、私の命もあと僅かなのかもしれない。

そんなことを考えていたら、マリアと呼ばれている、こま使いの若い子がやって来た。明るく素直で頭の良い子だ。

出来るだけ、学校の仕事を回して、学校の勉強をさせたい、賢い子。


「どうしたんだ?」

「ちょっと気になることがありまして」

「学校のことか?」

「そうです。先生のブルーノさんが、少し様子がおかしいのて、手を触ったら暑いので。先生の周りに座っている子たちで、咳をしてる子もいるし、あちこち痛いと言う子もいて」

やばい!これは多分インフルエンザだ。

教室では、ブルーノが座り込んでいた。

元気な子もいる。

マリアに、マスクを用意させて、2枚重ねにした。

ブルーノをまず、隔離部屋へ移動させた。

担架はやはり作っておいて良かった。

周りの子のおでこに触り、熱い子や、咳をしている子を、次々と運んだ。

自分で歩ける子さ自分で。

教室のその周りの席の子や、症状のある子の近くに寝ている子を、もう1つの隔離室に移した。

寝室は歯抜け状態になった。一応、ベッドに入れて、そこから動かないように言って、熱と咳が疑われしい子を、追加の部屋へ移した。

こんな時のために、木の衝立を用意していた。頭なほうに、各自衝立を並べて、咳が広がらないようにして、静かにお喋りをしないように、粘土板で字の練習や、計算をさせた。


隔離された先生の部屋にめ、衝立を広げて、熱のある子は、首な後ろを熱湯のタオルで温めた。

より熱は上がるが、早くウイルスを死滅させるためだ。

解熱剤も、鼻水を止める薬さえない。他に出来ることは無い。

汗をかいて熱を下げる程度しか出来ない。

昼ご飯が終わった時間だから、食べ残しは豚などにやらない、食器は煮沸すると、徹底させた。

作ったアルコールで、手を消毒して、マリアとカルテを作成した。

名前は知ってる子ばっかりだったから、準隔離室のメンバーも把握した。

ブルーノ先生宅が心配だから、マリアに見に行かせた。

やっぱり原因は下の子供らしく、1板先に症状が出た。

大したことは無いと、ブルーノは学校へ来て、倒れた。

上の子と母親も、心配だから、準隔離室へ入れた。

食堂には、今寝室にいる子は、オートミール粥と、消化の良い野菜、スクランブルエッグにメニューを変更した。

重病人で、熱が高い5人には、点滴で食塩水を準備した。

由美に1番に検索して貰い、紙に書いて貼ってあった。

0、9%、1リットルに0、9g。

簡易の正確じゃないばかりで、測るしか無いけど、佳代が持っていた、500CCのペットボトルに、キャップの重さが、2、3gが多いから、その半分より、少し軽い程度に天秤ではかり、見よう見真似で、点滴の針を刺した。

針は細いのを、鍛冶屋に作って貰ったけど、多分かなり太い。

佳代の旦那の妹が学生時代、散々点滴の練習代になったから、静脈の差し方は、知っていたし、反対にやったことはある。

針を止めるのには、化粧ポーチにあった、絆創膏を使うしか無い。

マリアには、数が無いから、繰り返し使えるように、汚さないように注意をさせた。


準隔離室の人は、食べられるなら、食べたほうが良いから、より消化の良い、細かくして潰した、柔らかいうどんに、溶き卵のうどん雑炊を作って貰った。


学校での騒ぎは、噂になり、ルカが今手当てしているので、熱が出た子とか、具合の悪い人は病院へ来るように伝えた。

具合が悪く無い人は、来ると違う病気がうつる可能性があるから、見極めるようにと、注意もした。


街に緊張感はあったが、翌朝熱が下がり始めて、準隔離室からは、患者は出なかったことで、緊張は緩んだ。

1週間後には、全員部屋に戻れて、騒ぎは収まった。

ルカは改めて、高熱が出たり、身体が痛いようなら、人と接触しないで、救急の荷車で、その旨を連絡してから、来ることを徹底させた。

学校は怖い場所ではなく、病気が知らないうちに感染しやすいから、熱や咳がある時は、来ないようにとも。

インフルエンザの特効薬を持って来ていたら⚖️と後悔したが、さすがに持ち歩くような物では無いし、鎮痛解熱剤め、3個だけはあったが、使う気にはなれなかった。多分体温を上げて、菌を殺すほうが、合理的だと思ったからだ

その後も、鉄の炉作りで、軽い傷があったが、アカギレに効くオロナインと呼んでた薬で、治りは早く問題はなかった。

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