徐州
三月、皇帝
劉秀、宮に戻って考えれば考える程、宗族を国に就かせる方が良いと思えてきた。漢は
しかし、劉秀の
劉秀、
不意打ちであった、劉秀にはそうとしか捉えようが無かった。龐萌、言少なく従順にして謙遜、劉秀の好む性格である。
劉秀が信頼し、龐萌も寵を受けていると思い、虎牙大将軍蓋延と共に働けば、功を得るのに
蓋延の返書は
一方、龐萌にはそういう詔勅は下されぬ。龐萌、猜疑心の強い男である。嘗て劉秀が尚書僕射謝躬を度々伺っていた時に、劉公信ずるべからずと謝躬を諫めた男である。後に龐萌が劉秀に降った際、何時から疑っていたと詰問され、龐萌はかなり前からと答えた。この時、龐萌には後ろめたい思いが生まれた。しかし、劉秀は龐萌を
因って将が疑い、これに親しむ配下が
龐萌の軍、
蓋延は、伝者を遣って帝に龐萌が反したと告げさせる。彭城では、逆賊が孫萌を斬ろうとするが、
賊、剣を納めて曰く「これは義士なり。殺すこと無かれ」と、遂に解いて去る。気絶せる孫萌、息を吹き返し、渇して水を求めれば、これに欠いた劉平、自らが流した血を与える。数日して孫萌遂に死す。劉平、
檄を発した後の劉秀、尚書らに
同じ月、
一方、岑彭に命じられて荊州から揚州
郅惲、衆兵に向って曰く「民の備えざるを突いて、これを
それでも傅俊の軍士、猶も塚を
傅俊、これに従えば、人民悦び服し、向う所皆降る。
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