徐州
翌朝、体からまだ湯気を吹くまま、部屋に入った男は、用意させた
秋七月、皇帝
劉秀、
王覇、返して曰く「賊兵盛んなり。出づれば必ず両方
すなわち陣営を閉ざして
王覇曰く「時勢を見よ。蘇茂の兵は精鋭、しかもその衆は多く、こちらと見れば、兵士は心に恐れを抱く。しかも捕虜将軍は
果たして、蘇茂・周建、全軍を
勝ち残った馬武、王覇に
敗れた蘇茂・周建、散兵をまとめ衆を為すと再び王覇の陣営を襲い、してやられた王覇に戦いを挑むも、王覇は堅く伏して出ず、
軍吏曰く「蘇茂は前日に既に敗れておれば、今撃つは
されど王覇、返して曰く「
蘇茂と周建、戦うこと能わざれば、すなわち引いて自陣に還る。ところが周建の兄の子、
男曰く「
同じ七月、
しかし、蓋延ら賁休の城危うきを以て、まず蘭陵に
蓋延からの報を受けて、皇帝劉秀、これを責めて曰く「先頃、先ず郯に行かせようと欲したるは、不意を突かせる故のみ。今、走り逃れても、賊には目算が立ったであろう。囲みは、あに解くべけんや」
はたして蓋延、郯を攻めても勝つこと能わず。遂に董憲は蘭陵城を落とし、賁休を斬った。
男は地図を見て曰く「彭城から蘭陵も郯も一日行程で行ける。ならばどちらを撃つか。主上は、
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