第7話





オンラインゲームをしなくなって2ヶ月が経ったけど、それでも夜になると今でもよく遊んでいたフレンドのことを思い出すなぁ



特に大阪のおじさんには色々話聞いてもらってたし、既婚者で子供もいるおじさんだったから既婚側・親としての話がよく合った。


おじさん、元気にしてるかなぁ。


そういえば一回だけおじさんと話しながら

泣いてしまったことがあった。


あいつとのことを話した時に

つい涙がでてしまった。


すごく心配してくれた。



とは言っても

ただのゲーム内フレンドだし

もちろん会ったこともないから

実際のところは何も知らないけど、

おじさんは普通に話せる相手だった。



おじさんの口癖は、



「ゲームは楽しむものやから

楽しくない相手とはやらない方がええと思うよ」


「独身には既婚者側の気持ちは絶対に分からんよ。一度も結婚したことないなら余計にわからんと思う。」



本当にそうだと思う。



ただ今になって思うのは

おじさんはゲーム内フレンドの中で

そういった感情を持ったことはなかったのだろうか。


いや、恋愛感情を持ったとしても

絶対そういったことを口にしないような人なのかもしれない。




だいぶ前にやつのことで相談した時に



「〇〇さんのことが心底好きなら

離婚を急かすんやなくて、その自分のどうでもええ時間全部を〇〇さんに使えやと俺は思うで。

好きなら待てや、黙って待てばええねん。

早く離婚して早く付き合って早く結婚して早く子供作らなきゃ、自分の前からいなくなってしまうのではないか、早く自分に対しての安心がほしい。

自分本位な身勝手な考えやなと思う。

まー全ては自分に自信がないからやと思うけどな」



そんなようなことを言っていた。


おじさんもそれなりにリアルやゲーム内で

何かを経験してきたのであろうか。




昼間によく遊んでいた

主婦仲間だったお2人とも元気かな。


主婦同士仲が良かったし、

わたしがこの中で年が1番下だったけど子供たちの年齢が近く、3人でとても話が合ったなぁ。


1人には落ち着いたらまたいつか連絡しますって言えたけど、

もう1人には何も伝えずいなくなってしまう形になってしまった。


きっと元気に今でも遊んでるよね。


あのお2人は芯が強いタイプの人だったから

心配はいらなそうだな。



でももうわたしがあのオンラインゲームに復帰することは無いだろうから、2度と話したり遊んだりもないなぁ。



あいつと出会い、こういう形になって

わたしにも失ったものはあるのだ。



楽しかったゲームができなくなった。

趣味で楽しんでたのに

1つ好きなことを失った。



正直こんな趣味なんて小さなことだけど

失ったことには間違いない。





仲良く遊んでくれていた、

フレンドの方々。

楽しかったです。































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