第2話
この時間がやってきた、、。
特に夜はふとYouTubeを開く癖がついてしまっていたこの2ヶ月間。
だけど今現在我慢しているわけではないけど、ここに書きに来るという行動で意外にも平気そうではある。
ただ油断は禁物なので身を引き締めたいと思う。
わたしはあいつのどこを好み、そしてあいつを優先にしていた時間、それについて考えてみた。
最初は本当に純粋に一緒にゲームしている時間が楽しかったのだ。
当時紹介を受けた人を含めた複数人で遊び、
同じ目的に向かい勝利することの達成感がとても楽しく、新鮮であった。
ただそれだけが続けばこんな形になることはなかったが、最初に知り合いとなった相手とあいつの仲がこじれ、あいつは
『俺をなめてるからあいつのことは切ってくれ』
と言ってきた。
今思えばその頃からあいつは、自分自身を舐めてるや馬鹿にしていると言った言葉を言い始めていた。
わたしはフレンドを切り、あいつと他の仲の良かったフレンドで組んで遊ぶことになった。
だけど結局そのあともあいつはそのフレンドのことも気に食わなくなり、
『二人きりで遊んでいきたいから一緒に切るぞ』
と言い出し、さすがに長く遊んできた相手なだけに渋ったがそのわたしの渋りが余計にあいつを怒らせた。
でも結局わたしも対処にめんどくさくなり切ることとなった。
本当に悪いことをしたと思う。
のちに連絡を取り謝ったが、それでも不快な思いをさせてしまったと今でも思う。
それからはボイチャを繋ぎ、2人きりで遊ぶだけの時間が過ぎた。
ただ遊んでいる時だけは楽しい。
自然と協力するし、話も合った。
ただゲーム時間外はどうかというと、
今思えばわたしにとってその時間はあまり必要なかったのかもしれない。
あいつは好きなゲームの話をしたり、自分の仕事や色んな話をわたしとしたがり聞いても欲しかったやつだった。
わたしの話というよりも、自分が話したい、ボイチャを繋いで自分だけの時間でいてほしい、どこにも行かないでほしい、といった気持ちを言っていたし、わたしもそれを感じ取っていたしできる限りは寄り添ってあげていた。
ただあいつの困ったところ、嫌なところはあいつとの約束を少しでもわたしが守れなかった時に罰を与えてくることだ。
例えば約束の1つとしてあったのが、お風呂入る前は必ずお風呂場の写メを送れということ。
ある時うっかりお風呂場の写メを送ることを忘れてしまい、そのまま入って出た時に送っていないことに気づき出てすぐ忘れたことを謝った。
するとあいつは
『なんで約束したこと守れないわけ?
俺は一緒にいないから今何してるか、これから何するのか分からないし知りたいから約束してって言ったのになんで?!
できない約束するなよ。
こうなったらもっと約束を増やす。
明日からは日中トイレに行く時もトイレの写メを送って!それは俺が許すまでやって!
ある意味これは罰に近いよ。
やる以外に選択肢はないからな』
と言われた。
正直その当時はあいつへの好きフィルターと、
あいつが孤独を感じているんだろうという可哀想に思う気持ちもあり、受け入れた。
恐らく1週間は続けたあと、その罰は解除された。
だがしかし、あいつはわたしの立場・状況など考えることもなく約束ごとというよりも要求を増やしていった。
わたしが買い物やその他何か行動するたびに写メを要求し送らせる、俺が帰るまでは勝手にゲームするな、男とは口を聞くな、とにかく事細かに守れと言われた。
本当に苦痛で嫌だったし、イライラして苦しかったし、疲れていた。
それでもなぜわたしはそんな関係を続けていたのか。
今思えば馬鹿としか言いようがないが、
・一緒にするゲームが楽しかった
・やつが可哀想だった
・好きという錯覚を起こしていた
そして1番恐ろしいのは、
わたしはあいつの犬になっていたのかもしれないと思った。
支配されていて辛く、抜け出したいのに抜け出せない、それは洗脳という言葉にも似ていて、
従おうというあいつの犬になっていたのではないかと思う
だけどなんでそんなヤバい奴とやり取りをすっぱり切れなかったのか。
女よりも優位に立ちたがり、支配したがる男。
少しでも気持ちがあったからというのがあるとして、その少しでもの部分は一体なんなのかである。
あいつは基本的に時間の概念があまりなく、のんびり屋であり優しいとこもある。
話が合うとこも多々あるしまったりとした時間も過ごせてはいた。
わたしに対して、男とゲームするなというように、あいつ自身も女とは誰ともせず、むしろゲームする時間自体を全てわたしにだけ使っていた。
(わたしはというと実は男のフレンドと黙ってゲームしてたけどね、、でも別にただゲームしてるだけだから)
そんな感じで一応あいつなりにわたしに対して向き合っていた、という部分が少しでも好きであった部分だと思う。
だけどよーく考えてみると、それだけなんだ。
わたしに対しての配慮や思いやり、大事にしているという気持ちが伝わってくることがわたしにと
って少なかった、または無かったように思う。
結局あいつがやっていたのは、
わたしに対してこうしてあげたいや、あげようではなく、自分自身がしたいことに対してやる。
単に自分本位な男なのだ
やっぱりわたしは好きという錯覚をし、
そして犬だったんだと思った。
続く
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