飛んで火に入る夏の虫

しゅわしゅわの炭酸の泡が苦手なの　虫唾を呑みこんだ吐き出せない夏

お前の世界の私　私の世界の猫

君はほんとはオスかもしれない

パスワードを2回間違えたらわたし３度目からは正気になるから

恍惚のジョナサン　恋愛を知らない女の子

偽物の私にくれるな付け焼き刃の造花

可愛げで許せるほど大人じゃない　もっと強引に奪ってみてよ着信が1件

この声がどうか届きませんように

ずるいよりもっと醜悪な言葉が似合う私へ

未読無視　左手のペンダコ　愛おしさの絆創膏

背骨を動かすとちょっと痛い

恋愛たぬき化けて見せてよもんじゃ焼き

熱さで好きをはき違えてみる

鉄板を運んでできた右手の痣

あの子の婚約ストーリーをスワイプ

申し訳なさそうに富士そばに入る貴方が好きだった　てか貴方じゃないと無理だからわたし