第4話
「僕とですか?」
「そうだよ。他に誰がいるの?」
先輩は不思議そうに僕に言った。でも、僕には自分が誘われる理由がわからない。だって、先輩には彼氏が出来たじゃないか。どうして僕なのか。僕の頭は少し混乱した。
「いいですよ」
とりあえず、先輩の提案には賛成する。
「でも、いいんですか? 新しく出来た彼氏さんとご飯食べなくて」
続けて、僕は疑問を投げかける。
「うん、大丈夫。あなたとお昼食べたいの」
さっき一瞬、本当に一瞬だけ、先輩の顔が暗くなったような気がした。でも、今の先輩はいつも通り。気のせいだろうか。
「早くいこ! 前に教えてくれた場所がいいな!」
先輩に急かされる。一旦考えるのやめ、僕は先輩とある場所に向かった。
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