うつろう
古 散太
うつろう
窓の外 流れる雲に
過ぎ去りし日々を見る
うつろいゆく季節のように
出会いと別れを繰り返す
気がつけば時だけが過ぎる
世界が黄昏れるころ
自分をうつろいの一部と知る
過ぎゆく季節は戻らない
過ぎゆく時間も戻らない
どこにも行かなかった
なにもしてこなかった
そう信じていた思いも
うつろう季節のひとつ
人が変わる 季節も変わる
窓に映る うつろう自分
うつろう 古 散太 @santafull
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます