うつろう

古 散太

うつろう

窓の外 流れる雲に

過ぎ去りし日々を見る

うつろいゆく季節のように

出会いと別れを繰り返す

気がつけば時だけが過ぎる

世界が黄昏れるころ

自分をうつろいの一部と知る

過ぎゆく季節は戻らない

過ぎゆく時間も戻らない

どこにも行かなかった

なにもしてこなかった

そう信じていた思いも

うつろう季節のひとつ

人が変わる 季節も変わる

窓に映る うつろう自分

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うつろう 古 散太 @santafull

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