モイラ
緋櫻
モイラ
カタカタ カタカタ
浮き沈みするモノクロのパネル
さながらピアノの鍵盤のように
あるいはわたしの気分のように
カタカタ カタカタ
音は止まず 規則的に響き続ける
かくあれかしと定められたように
意図は鉄鎖の如く絡みついている
カタカタ カタカタ
舞台で踊る マリオネット
誰が為に彼は舞う
それを知るのは わたしだけ
カタカタ カタカタカタカタ
ガタガタガタガタ ダダダダッ
「もういいや」
また一つ 世界が消えた
モイラ 緋櫻 @NCUbungei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます