第5話 始末への応援コメント
Xから参りました
文章全体から、世界観の緻密さと人物描写の深さが伝わってきました。荒涼とした赤土のトハの土地に対する、地自身の高慢さや無関心が独特で、まるで大地自体が一個の人格として生きているように感じられます。
作者からの返信
お読みくださり、誠にありがとうございます。小説というウソ、架空の歴史というウソを、いかにして真実めいて語るか。児戯とならず、人間を活写できるか。長い間そんなことに悩みながらウダウダやってきておりました。答えの出ない、クリアでないところを抱えながらの冒頭でしたので、そのあたり伝われば何よりであります。よろしければ今後もよろしくお願いいたします。
第1話 トハへの応援コメント
Xからです。
壮大な世界観の導入で、大地そのものの視点から人間の戦いを冷ややかに見下ろす描写が特に印象的でした。。!とても参考になります
作者からの返信
お読みいただき大変ありがとうございます。
架空の歴史、それも、聞いたことないけど地球のどこかにありそうな歴史というテイストで書こうとした時に、俯瞰、距離感はどうしても避けて通れない命題でした。そのフィルタリングや交通整理で、地霊に登場してもらったのは、苦吟ながら、上手く行ったところかなと自分でもどうにか納得できていた箇所で、お褒めいただいて一安心であります、誠にありがとうございます。
所々に史実ベースの換骨奪胎を織り交ぜつつ、文芸レイヤとしても意欲的に挑んでおります。お手すきの時にでもまたお読みいただければ誠に幸いです。今後ともよろしくお願いいたします
第2話 王弟への応援コメント
ここまで拝読させていただきました。
一話の入りが非常に美しく、俯瞰的で、後半から二話目に繋がる重厚な背景描写と人物のつながりが、物語への没入感を高めてくれました。
2国の争いがどう転がり、この物語の世界がどう広がって来るのか、今から楽しみです。
続きもゆっくり読ませていただきます。
作者からの返信
お読みいただき、誠にありがとうございます。ファンタジーによらず、冒頭は書き手の作品世界と読み手の方とのファーストコンタクト、接点になりますので、どうすれば架空歴史を定石でなく接点化してご披露できるか、悩んでおりました。お言葉大変うれしく思います。お手すきの時にでもまたお読みいただければ誠に幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
編集済
第6話 危惧への応援コメント
Xから来ました。
エイラーンとウルヴァールという架空の国の国史が重厚に書き上げられた作品。
現世日本人の私が勝手に抱くイメージとしては、それぞれの国々に漢名があるため、漢字圏に近い文化圏と推察でき、かつ、戦記であるにも関わらず「火薬」の描写がないことから、文化および時代背景的には、現実でいうところの、中央アジア界隈に近い文化圏の国々の十三世紀以前の歴史を綴った物と考えられます。
戦争の描写については「戦闘」というよりも、補給や兵站管理の描写と軍隊そのものの動きに重きを置かれており、大河ドラマを思わせる、とても読み応えのある仕上がりになっているとお見受けします。
今回は、ご参加ありがとうございました。
作者からの返信
この度はお読みいただき、大変ありがとうございます。架空歴史として、全くのフルスクラッチで「ウソ」を構築し、人類史の一隅にこんなのがあってもそれほど突飛でない、というところを企図して書いておりました。架空と言いつつもの否定については、少なくとも迂瑛記世界は古代ローマ的な法秩序と古代共和的な空間ではありませんので、おっしゃる通りの位置のテイストあり、それでいて用いる得物は剣でなく刀というあたりは、日本臭くもありですね(^^)/
火薬のある時代性、つまりは中世的な世界観が出口に及ぶ頃ですが、こうなった場合でのブルジョアシーや都市国家的領域、或いは既存宗教の旧弊化と宗教的な改革といったあたりが、どうしてもダイナミズムとして生じてきますので、露骨に言えばそれは手に負えないなと(笑) そういう事情から火器NGを自らに課しておりました。ただ、私は非火器時代≒非規格品時代という先入観を昔持っておりましたが、史実上そうとも限らないわけで、所々にご都合主義のウソや時代アンマッチを承知でやらかしている箇所、むしろ自分の不勉強でリアルはずっと高度であるはずの箇所など、あれこれ矛盾を抱えつつも、本当の歴史に見えそうなウソを今後も積み重ねてまいります(^^♪ よろしければ今後ともよろしくお願い申し上げます。
第1話 トハへの応援コメント
読ませていただきました。
未踏の歴史を紐解く『迂瑛記』の幕開けは、人間に「赤土(トハ)」と蔑まれる土地そのものに意識を宿らせ、高踏な視点から人間の卑小さを冷笑させるという、神話的かつ博物学的な奥行きを持って描き出されています。七国時代の戦乱を「せっせこましい区分」と断じ、血に染まる未来さえも干からびた風のように眺めるトハの地。しかし、その絶対的な静謐を破って現れたのは、運命の重みを軽やかに散らす「小僧」と、鈴の音のごとき声を響かせる男装の麗人、リーン・アレルナでした。大地が思わず突風の牙を収め、嘆息とともにその行末を注視せざるを得ない「運命の子」の登場は、この架空歴史が単なる年表の推移ではなく、生きた時代の息吹が錯綜する物語であることを強烈に印象づけます。
一方、瑛の王宮で奔走する宰相メセディン・アルダンの描写には、圧倒的な「歴史的実在感」が宿っています。楽観と悲観が入り乱れる群臣をどなりつけ、情報の隠蔽を「為政者の思い上がり」と一蹴して高札で事実を民に開陳する。その冷徹なまでの誠実さと、王の寝室にある「嫌がらせの硬い椅子」に平然と座る国王カイラルとの腐れ縁的な信頼関係は、政治という不条理な営みに血を通わせています。さらに、射場で無心に弓を引き絞るリーンの凛とした肢体と、彼女が背負う母の出奔という過去、そして周囲の嘲弄を撥ね退けるような強い弓勢は、言葉以上に雄弁に「個の意志」の尊さを語り、多忙を極める宰相の心をも静かに鼓舞します。
迂(ウルヴァール)四万の軍勢に対し、瑛・蚕・踏の連合軍が三万という具体的な数字の提示、そして遊説家シエイス・メレによる外交の影。瑛の国力では到底抗いきれぬ「大赤字」の戦であると理解しながらも、奪われれば二度と取り戻せないもののために戦下手な王がトハの地へ向かう決意を固める。大地の嘲笑、王宮の喧騒、そして運命の少年の軽快な馬蹄。これらが「トハ」という赤い大地を舞台に、歴史の法則性と個人の情熱をターボエンジンの如き推進力で加速させ、未踏の史書を綴り始める。この壮大な戦記のスキール音が、読者の魂を揺さぶらずにはいられません。
次は、トハの地で見せた少年の具体的な「策」がどのように瑛の軍勢を動かすのか、あるいは迫り来る迂の先鋒がこの赤い大地にどのような戦慄をもたらすのか。気になりました。1話分だけで切るのは失礼だと思ったので、もう1話分書きます。お待ちください。(内容を外しまくりの感想だったら本当にすみません。)
作者からの返信
この度はお読みいただき誠にありがとうございました。実に丹念にご感想くださり、心より感謝申し上げます。
ご慧眼のとおり、人と交わらぬ地の意識という距離感からの書き出しで、架空歴史小説ながら史実歴史小説同様の距離感、時として冷徹となる批判的なまなざしも代弁してもらう効果を企図して、この物語を始めてみました。
いわゆる群像劇として、様々な人物を描きつつ、各々の心象が室内楽のアンサンブルのように重なり合い、時に不協和音となりながら、ウソの歴史というサウンドを編み織りなしていきたいと思って書いてきましたが、古調の叙事詩的音色がそれによっていくらかでも響けば、作品意図を満たせたかなと思っております(^o^)
Webノベルのお作法に準拠せず、トレンドにもまるで従わない作品で、甚だ恐縮ですが、お手すきの時にでもまたお読みいだければ誠に幸いでございます。大変ありがとうございました。
第10話 残務への応援コメント
Xの企画から来ました。
こちらまで拝読させていただきました!
文体がいい意味で硬い文章なのでWeb小説ではなかなか出会えないしっかりした歴史小説を読めた気分になりました。
骨太な世界観、役職、国家関係もしっかり書かれており、良く設定が練り込まれていると考えました!
まだ断片的な設定しか開示されておらず、これから先に何があったのか、どうなっていくのかが非常に楽しみです!
素晴らしい作品をありがとうございます✨️
作者からの返信
お読みいただき大変ありがとうございます。一からすべて架空の歴史というのは、どうしてもファンタジー的な先入観になってしまいますが、地球のどこかにあってもおかしくなくないような歴史の話、というコンセプトで、火器発明前の中世世界に釣り合いの取れる古めかしい文体で書いておりました。
ようやく構想の三分の二くらいまで書けたところで、まだまだ書かねばならないのですが、お言葉を励みに続きを書いてまいります。誠にありがとうございました(^^♪
第5話 始末への応援コメント
Xの「読みに行く」企画から参りました。
キリの良さそうなここまで拝読いたしました。
架空戦記物として高い完成度が感じられました。
実際の歴史として「あったんじゃないか?」と思わせるような内容でした。
数で圧倒するものの、士気が低く統率の取れていない迂軍。
その只中で、立て直しを図るため尽力し疲弊するグリュグ。
迎え撃つのは、援軍こそあるものの数では劣る瑛軍。
率いねばならないのは、戦下手なカイラル王と、文官である宰相アルダン。
そこへ颯爽と現れた王太子ラルスらが、「いたずら」と称して迂軍へ先制攻撃を仕掛ける。
被害自体は小さいものの、ここでラルスの戦果ばかりが持ち上げられてしまえば、
カイラル王らの立場は……。
嫌々ながらも、動かざるを得なくなるわけで。
まさかラルスを罰して士気を下げることも出来ないでしょうし。
今後の展開が気になるところですが、今回はここまでにしておきます。
企画に参加頂きありがとうございました。
【好みの問題】
>たちまちに魁偉な音を立て、数百の矢が宙を切り裂き、見る見る天へと駆け上がっていった。
たちまち魁偉な音を立て、
( に をとった方がスッキリするかと。)
【誤字報告】
>あの軽騎兵に次の戦でどう対処するかうぇあ機動力が相手にあるということは、
うぇあ という文言が入ってしまってます。
作者からの返信
ご感想大変ありがとうございました。架空歴史、それもフルスクラッチとなると、どうしてもジュヴナイル的な風韻を帯びてしまいがちですので、その先入観にいかに抗って史実ベースの歴史小説に比肩するものを描いていくかを主題に、悪戦苦闘しておりました。
またお時間のある時にでもお読みいただければ幸いです。誤字指摘、順次訂正行ってまいります。大変ありがとうございました。
第1話 トハへの応援コメント
Xの企画参加ありがとうございます✨️
拝読しました!
地そのものに意思を与える「トハ」の視点から始まる導入が非常に印象的で、人の営みを嘲笑うスケール感が物語全体に重厚な奥行きを与えています。続く宰相アルダンとリーンの描写では、人の意思と責務、抗う姿勢が静かに対照され、世界観がぐっと具体化しました。文体の格調と思想性が際立つ、硬質で読み応えのある序盤だと思います。
作者からの返信
こちらこそ、お読みいただき大変ありがとうございました。架空歴史というフォーマットで、いかにして史実ベースの重厚な歴史小説と拮抗させるかという悩みから、冒頭の格好を難産しました。書き手としても人として精いっぱいあがいて書きつつ、最後は冒頭の地に嘲笑われるところに帰結するのだろうと思って、ジタバタ書いておりました。お言葉を励みに頑張ってまいります。
第1話 トハへの応援コメント
とても重厚で、文庫本で一気読みしたくなるような一話でした。
中国史と似た雰囲気を感じるのは私が中華系の歴史ものに飢えているからでしょうか。
続きがすごく楽しみです!
作者からの返信
お読みいただき、誠にありがとうございます。ご賢察のとおりで、自分でも40万字近く書いてみて、やはり中国史の影響、特に史記のトーンは自分にとって大きなバックボーンになっていると痛感しておりました。架空歴史というフォーマットで、史実歴史小説に比肩する重厚さやリアリズムを現出できないかという主題で、あれこれ足掻いておりましたが、またお読みいただければ誠に嬉しゅうございます。よろしければ今後もよろしくお願いいたします(^^♪