@YunagiHaruka

おまえが振り向いてくれるだけで見慣れた歩道もたちまちランウェイ



爪とフローリングで演奏してる浮き足立った音楽が好き



お出迎え待ちの姿勢になってるから 来てくれないと一人相撲



適当に付けた名前に思い出が乗って、もう文字だけでかわいい



曲がった尾が揺れる度、目が合う度、どうしたの?って何も無くても



毛が白くなった、無駄吠えが増えた、またよりいっそう愛しくなった



数ヶ月は持つ大袋入りの餌を犬に見せつけながら買う



ひとつ食べない?って、本当は雪見だいふくだってくれてやりたい



夢って今日のエンドロールみたい だってずっとおまえが笑ってる



おまえの知る言葉だけを集めたら、きっと優しい花束になる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

@YunagiHaruka

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画