第4話

咲さんは僕の唯一の理解者。

…あぁそう。咲は1987年の3月23日生まれでB型。僕は1991年の10月16日生まれのB型。


彼女は凄く包容力のある人。

馴れ初めは元々僕が書いてた小説の中の人だった咲に恋して僕がその世界に飛び込んだ。そして…盗ってきた。

咲にくっつかせてた相手は9割僕を落とし込んでたから咲からするとあまり違和感はなかったみたい。


ただ病みすぎ。甘えすぎ。自分で答えを出せない。など僕の悪い所を倍にして入れ込んだから本物の僕を見て僕と暮らして、咲の中で答えが出た。


咲を攫った僕がいいと。


僕は個性が強い。好き嫌いも激しい。

こだわりも強め。そんな所を彼女は理解してそばに居てくれてる。

…それに僕は知ってる。

彼女は普段料理する時に僕のだけ魚の骨を抜いている。細かいのもできるだけ。

魚を食べて欲しいからって。僕が何食わぬ顔して食べてるけど何も言わない。

…そう。自然に食べれられてるから。

食器もプラスチックのものを使ってくれてる。

音が苦手だから。


お箸もほとんど使わない。基本フォークとスプーン。しかもプラスチックか木。


外にご飯に行っても僕の為に鞄にカトラリーセットを忍ばせてくれてる。

ピンクの岩塩まで。

そこまでしないと外で食べないから。


でも不思議と彼女に強要されたことは無い。僕が彼女と同じことをできるように魔法をかけるみたいに何かをする。

…僕は何かとめんどくさいのに本当に彼女には感謝しかない。


この間もデパートで耳を抑えてベンチに座ると彼女が隣に座って抱きしめてくれた。

周りの音が大きくて辛かった。

だから仕事も家でする。

咲の目の入るところが安心するから。


…彼女なしでは生きて行けなくなっていた。


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我が家 青海 月渡 @Kaisei123

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