第6話 柔らかな日

「柔らかな日」


いつも同じ時間にやってくる、コソバさんと話をするようになる。

コソバさんは、いつも同じ話を繰り返す。

私は聞き役で、そうですね、そうなんですかと、

相槌を打つ、私は心をリセットする。


公園で、気持ちも良い季節で、ふんわりとして、

穏やかに、緑の中、そよ吹く風、ほど良い日差し、

心を落ちつかせるものが揃っている。


私は傾聴ボランティア。

コソバさんは、いつもにこにこしている。

鳥たちが、回りにやってくる。


優しさと 目を見て軽く頭さげ

にこりとする ほほえんでいる

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