もう一度チャンスをチャンスをください

未来を照らす凶星

プロローグ

夕暮れ時学校から少し寄り道をした公園でふと彼女は僕に、


「私は君のこと好きだよ?」


「は?」


耳を疑った、目の前にいる少女の言葉に俺は動揺を隠さずに数歩後ずさる。

顔に熱がこもっていってるのを感じながら目を逸らす。

そんな様子を見た彼女はクスリと笑い俺が後ろに後ずさった分近づいて、


「君と付き合いたいって言ってるんだよ私は」


彼女からこの数秒で出てきた言葉の幾つもずっと俺が求めていたものだった。

けど俺と君は知り合ってまだだったの一週間じゃないか…

夕暮れに染まる公園2人が茜色に染め上げられていく、彼女の顔が茜色に染まってるのが好意なのか夕日なのか分からない俺はただ一言


「は、はい」


そう答えていた。

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