難癖は、およしあそばせ
吉野 ひな
難癖は、およしあそばせ
時は宵が満ち、数多の華が咲き誇る。
調べの場の興を差すは、煩き言の葉よ。
あぁ、かの
過ぎ去りし日々、
寄り添う
悪しき言、刃となりて、
我が言の葉も、腰巻きどもに蹴散らされ。
秩序もありやなしや。
甘い蜜に群がる怠け者なりて。
瞳は曇り、真実は成さず。
四面楚歌。
我は真を抱き、
天の光り舞い降りて、扉開かれん。
「忠臣の言にて、余は来たり!」
王の朗々たる響き、場は静まり申す。
玉座の路は、祈りに通ず。
打開せし、好機顕る。
我、献言の機を逃さず。
異を論ず王子、目もくれず。
手振り一つ、兵が躍り
「誠、無念なり」
王の
けれど、悪しき御用は自明の理なり。
難癖は、およしあそばせ 吉野 ひな @iza40
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。難癖は、およしあそばせの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます