切手のない手紙
みぃ
DEAR
風はいつも通りに吹き
空は相変わらず青く
太陽は毎日、温かく光を注いでくれる
わたしはあなたをひとりにはしない
身体という小さな器が
いま、少しだけ悲鳴をあげているだけ
こころは おおぞらのように
何ものにも縛られない自由な存在
不安の波に飲み込まれそうになったら
目を閉じて、静かに耳を澄ませてみてほしい
きっと、微かに聞こえてくるはず
病のささやきではなく、
あなたの内側からたしかに
生命そのものの、力強い歌が
どうか、その声に身をゆだねてほしい
恐れなくても大丈夫
あなたは そんなに弱くない
光は、必ず、またあなたをそっと
てらすから
切手のない手紙 みぃ @miwa-masa
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます