個人の『好』を否定しない。

@sineey

『好』・『嫌』

人にはそれぞれの『好き』が存在する。

それを否定してはいけないと思う。


何故?それは私はそれを否定された側だから……。


昔、小説家に憧れていた。ずっと小説を読み、『いつかこんな物を書けたらな……』と思っていた。


今の御時世、有り難い事に無料で作品を投稿出来るWEB小説もある。始めるにはうってつけだろう。


かく言う私も書いていた。

ただ自分が書いていて楽しい内容をひたすらと。『自分が読んで面白ければそれでいい』

それだけだった。

PV数も気にしないし、コメントも1つも来ない。


それでも楽しかった。小説を書くことは。


いつ頃だろうか。

初めてコメントが来た時は……。

嬉しい以前に人から見たら駄作言える作品に言葉を残してくれることに。


ただ、それが私にとって筆を折る結末になるとは知らずに……。


まあ、この言葉あるように作品を貶すような言葉の嵐だった訳だ。それもいくつか……。

良い言葉を探しても探しても無かった。


当然無視をすれば良いだけと言えばそれだけだが、幼き頃の私はそれが痛かった。


書いては消しての繰り返し、これが世に出してもまた同じことが……。とある意味恐怖体験をしてしまったということ。  


時が経てば、また筆を持てるようになる。そう信じて時間だけが過ぎた。時間だけが……。


………

……


『好』とも言える感情は非常に繊細。

全てを肯定するなんて不可能。

それでも否定はしない。

いつかそれが花開くかもしれないのだから。



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